【2025年11月最新】愛知県マンション相場|価格回復の裏に潜む危険信号とは?
こんにちは、稲沢あんしん不動産の佐藤です。
「マンションの相場って今どうなってるの?」
「前回、価格が下がったって聞いたけど、もう回復したの?」
「売るならまだ待った方がいいのかな?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
今回は、愛知県の中古マンション市場の最新データ(2025年7月~9月)を詳しく解説します。
前回の記事では、平均成約価格が120万円も下落したという衝撃的な内容をお伝えしました。
そして今回、また新たな動きが見られました。
実は価格が戻っているんです。
「じゃあ、もう底は過ぎたの?」
「やっぱり不動産は強いの?」
そう思われるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
今回のデータを深く掘り下げると、手放しでは喜べない重要なシグナルが点灯し続けていることが分かりました。
今回も、プロの視点で正直にお話しします。
使用データの信頼性について

今回も使用するデータは、中部圏不動産流通機構が発行した公式データです。
レインズ(REINS)という、国土交通大臣の指定を受けた私たち不動産会社だけが使える不動産流通のオンラインネットワークのデータになります。
皆さんが普段、SUUMOやアットホームなどの不動産ポータルサイトで見ている価格は、売り出し価格です。
つまり「この値段で売りたいな」という希望の価格でしかありません。
でも、このレインズのデータには、実際に売れた成約価格、つまり「本当はいくらで売れたのか」という事実が記載されています。
世の中には色々なニュースがありますが、嘘をつかないのは実際に成約した価格だけです。
今回は、この事実だけを使って愛知県のマンション市場を解説します。
最新データ(2025年7月~9月)の衝撃

それでは、実際のデータを見ていきましょう。
愛知県のマンション平均成約価格が「74万円」の上昇!
まず、皆さんが一番気になる価格からです。
前回の4月~6月期では、平均成約価格が2,398万円でした。
そして直近の7月~9月期は、2,472万円です。
約74万円、価格が上昇しました。
グラフを見ると、確かに回復しているように見えますね。
「やっぱり上がってるじゃないか」
そう思った方、次の数字を見てください。
在庫数は15期連続の増加という警告
これが今回の最大のポイントです。
在庫の数、つまり売れ残っている物件の数を見てください。
右肩上がりで、まだ増え続けています。
なんと15期連続の増加です。
過去最高レベルに在庫が積み上がっているんです。
通常、本当に景気が良くて価格が上がる時は、物件が飛ぶように売れて在庫は減るはずなんです。
でも今回は、価格は上がったのに、在庫も増えている。
このねじれ現象をどう読み解くか。
ここが非常に重要です。
成約件数:24.3%の大幅増加
このヒントは、成約件数に隠されていました。
前年同期比でなんとプラス24.3%も増えているんです。
これはすごい数字です。
私の分析はこうです。
前回、4月~6月期に価格がガクンと下がりましたよね。
それを見ていた賢い買い手の方々が、「安くなった、今がチャンス」と判断して、条件の良い物件をたくさんの方が買いに動いた。
その結果、取引が活発になり、比較的高めの良い物件も売れたことで、平均価格が一時的に押し上げられた。
つまり、相場全体が力強く上昇トレンドに入ったというよりは、下がったタイミングを狙っていた需要がうまく成約できた。
だから一時的に戻ったと見るのが自然です。
売り出し価格と成約価格の120万円の開き
もう一つ、注意していただきたいのが、売り出し価格と成約価格の差です。
売り出し価格(売主さんの希望価格)は、2,600万円くらいで高止まりしています。
一方で、実際に売れた成約価格は、2,472万円です。
この間には120万円以上の開きがあります。
これはあくまでも平均ですが、現場では「2,600万円で売り出しても、結局は値引き交渉が入って2,470万円くらいで決着している」という現実を表しています。
在庫がこれだけ積み上がっていますから、買い手側もシビアです。
表示されている価格そのままで買うというよりは、交渉して適正価格なら買うという動きが徹底されています。
不動産の相場について、より詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。


マンション売却を検討している方へ
今回の価格が戻った、上昇したのを見て、「あ、売れるんだ」と強気になるのは危険です。
在庫は15期連続で増えています。
競合するライバルが山のようにいます。
単純計算ですが、今の在庫を売り切るには、今の売れるペースでも1年以上かかる計算になります。
強気な価格設定をすると、今の在庫の山に埋もれてしまいます。
早期売却のための価格戦略
欲張らず、成約価格のライン、平均でいうと2,470万円です。
もちろん、物件の実際の査定額にもよります。
実際の相場価格を意識して、現実的な価格設定が早期の売却につながります。
きっと、それが最も高く売れる結果につながります。
前回の記事(4月~6月のデータ)も合わせてご覧いただくと、相場の流れがより理解できます。
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マンション購入を検討している方へ
今回、価格が戻ったのを見て、「買い時を逃した」と焦る必要はありません。
在庫はまだ潤沢にあります。
売りに出ている物件は豊富にあります。
そして、売り出し価格と成約価格との間には大きなギャップがあります。
表示されている金額は、あくまで希望に近い金額です。
買い手有利な状況を活かす
しっかりと相場を見てください。
欲しい物件があっても、相場よりも高いと思ったら、そこは勇気を出して交渉してみるのも良いかもしれません。
全体的に見て、今は買い手が有利な状況です。
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そんな方は、物件リクエストをご利用ください。
稲沢あんしん不動産では、ポータルサイトに掲載されていない物件情報もご紹介できます。
まとめ

不動産の相場は生き物です。
下がったと思ったら反発する。
ジグザグしながらトレンドを作っていきます。
一喜一憂せず、こういった3ヶ月ごとのデータを参考にしながら、定点観測していくことが失敗しない不動産取引の第一歩です。
今回のポイントをまとめます。
ご売却を検討中の方
・在庫(現在販売中の中古マンション)が15期連続増加中
・強気価格は売れ残りのリスクが大きいです
・現実的な価格設定が早期売却のカギ
ご購入を検討中の方
・在庫は潤沢、焦る必要なし
・売り出し価格と成約価格に120万円の差
・交渉の余地あり、買い手有利な状況
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