見もせずに値段交渉?【教えてもらえないこと】

若い女性の声で、内見予約の電話
最近、同業の他社さんから内見の予約の電話がありました。
若い女性の営業の方です。
電話口の声のトーンから、まだ経験が浅そうな雰囲気が伝わってきました。
いきなり「値段交渉できますか?」
物件の確認が終わって、内見の日時を調整しようとしたら、
いきなり、
「値段交渉できますか?」
え?
「お客様に聞いてほしいと言われたので」
って。
ちょっと待って。
見もせずに交渉?
買うかどうかもわからないのに?
正直、驚きました。
内見後も「値段交渉できますか?」ばかり
それでも、内見の予約は受けました。
そして当日、マンションの内見が終わって。
また同じ質問。
「値段交渉できますか?」
逆に私から聞きました。
「ご覧頂いて物件どうでした?お客様の反応は?」
すると、
若い女性の担当「事務所に帰って聞いてみます」
って。
え?
物件の感触も聞かずに、また値段交渉の話?
結局その後連絡なし
そして、結局その後連絡なし。
内見したけど、結論はお客様は気に入らなかったのでしょう。
それはそれでいいんです。
でも、このやり方は違うなと。
仲介業者の仕事は、依頼者のために交渉すること
私たち仲介業者の仕事は、依頼者のために交渉することも含まれています。
買主側の営業マンなら、買主が金額交渉を要望するなら交渉する。
それは当然のこと。
でも、相手の気持ちを考えないやり方は逆効果
でも、相手の気持ちを考えないやり方は逆効果。
依頼者のメリットにはなりません。
なぜか?
内見もせずに値段交渉を持ちかけられた売主は、どう思うか?
「この買主、本気で買う気あるのか?」
「値段だけで判断してるのか?」
「冷やかしじゃないのか?」
こう思われたら、交渉のテーブルにすら乗らない。
結果的に、買主のためにもならないんです。
若いうちは、こうですよね
でも、正直に言います。
とはいえ、若いうちはこうですよね。
仕方がないかな。
私も若い頃、似たようなことをしていたかもしれません。
こういうのって教えてもらえないもんね
こういうのって教えてもらえないもんね。
不動産の営業研修では、
- 法律のこと
- 契約書のこと
- 重要事項説明のこと
こういう「形式的なこと」は教えてもらえます。
でも、
- どのタイミングで交渉するか
- どう言葉を選ぶか
- 相手の気持ちをどう考えるか
こういう「人と人とのやり取りの機微」は、教えてもらえない。
経験の中で、失敗しながら学んでいくしかない。
相手の立場で考える
私が28年の経験で学んだことの一つは、
「相手の立場で考える」
ということ。
買主側の営業をしている時も、売主の気持ちを考える。
売主側の営業をしている時も、買主の気持ちを考える。
どちらか一方だけの利益を追求しても、結局うまくいかない。
両方が納得できる形を探す。
それが、本当の意味での「交渉」だと思っています。
とはいえ、自分はどうだ?
でも、ここで終わったら、ただの「若手批判」になってしまう。
だから、自分に問いかけます。
とはいえ、自分はどうだ?
気づかないうちに、同じように思われていることはないか?
28年やっていても、完璧じゃない。
知らず知らずのうちに、相手を不快にさせているかもしれない。
「この人、わかってないな」って思われているかもしれない。
改めて自分を見つめ直そう
だから、こういう出来事があった時こそ、
改めて自分を見つめ直そう。
- 自分の対応は適切だったか?
- 相手の気持ちを考えられていたか?
- 依頼者のために、本当に最善を尽くしたか?
常に自問自答する。
それが、成長につながると思っています。
私も、まだまだ学び続けます。
今日も、自分を見つめ直しながら、頑張ろう。


