マンション売却は引っ越し3ヶ月前がベスト!タイミングを間違えると200万円損する理由

住み替え先が決まったから今のマンションを売らないといけないんだけど、引っ越してからの方が良いのかしら?



あー、分かる分かる!私の姉も、本当はもっと早く売り出しておいたら高く売れたはずなのにって言ってたわ。引っ越し前の方が良いって聞いたことがあるから、実際いつから始めるのが良いのかしら?
実は「売るタイミング」で数百万円の差が出る!?
「もっと早く動いていれば、安く売らずに済んだのに…」 そんなご相談話を時々お聞きします。
売り出しのタイミングを逃すと、
- なかなか売れない
- 焦って値下げ
- 「売れ残り」のイメージがつく
- さらに値段を下げても売れない悪循環…
こうして気づけば、200万〜300万円も損してしまうケースを、私は何度も見てきました。
まず大前提として、「マンションは販売している時間が経つほど売れにくくなる」ものです。
だからこそ、引っ越し前に住みながら売るほうが、高く、早く売れる確率が高まります。
この記事では、その理由と注意点をわかりやすく解説していきます。
また、後半では「売れにくくなるマンション特有のタイミング」についてもお話しします。


佐藤高樹(稲沢あんしん不動産 代表)
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不動産業界28年の経験で、初めて不動産を売る方を伴走型サポートでお手伝いしているため、しっかりと結果が出ています。普通の不動産屋さんは売買で終わりですが、難しい権利関係や複雑な相続・家族関係の案件も相談に乗っています。
✓ 宅地建物取引士、不動産コンサルティングマスター、マンション管理士
✓ 稲沢市・一宮市・清須市・あま市での豊富な実績
✓ 不動産査定件数5,000件以上
✓ 相続・空き家問題解決の専門家として地域密着
「佐藤さんに相談すれば必ず解決してくれる」と言われる存在を目指しています。不動産の売却、実家の相続、空き家活用、住み替え相談など、まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
稲沢あんしん不動産(国府宮神社から徒歩1分)
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売却方法は2つ:「住みながら売る」or「引っ越してから売る」
「住みながら売る」メリットとデメリット
【メリット】
- 引っ越し期限に縛られずに売却活動ができ、じっくりと良い条件での売却を目指せる
- 購入希望者に「どんな人が住んでいたのか」が伝わって安心感アップ
- 売主から直接、リアルな住み心地が聞けることで信頼度が上がる
- 置いていく設備や撤去する物の打ち合わせが事前にでき、トラブル回避につながる
【デメリット】
- 内覧対応のたびに掃除や片付けが必要
- 荷物が多いと、部屋が狭く見えてしまうリスクも
- 生活の状態が見られるのでプライバシーへの配慮が必要
実は購入を検討している人にとっては、 「住んでいる売主さんはどんな人なんだろう?」 「マンションの住み心地ってどうだったのかな?」 「なぜ売ることにしたんだろう?」 といった点はとても気になるポイントです。
住みながら売ることで、物件そのものへの安心感や好印象につながります。 これが、売却成功のカギになるんですね。
【実際の成功事例】 先日、一宮市の築35年・3LDKマンションを担当させていただいたお客様は、引っ越し1ヶ月前にご相談いただき、住みながらの売却で3ヶ月で1,100万円での成約となりました。10年前のご購入価格より約100万円のプラスでの売却でした。事前に設備の引き継ぎや撤去物の打ち合わせができたため、契約後のトラブルもゼロでした。
私の経験上、住みながら売っている物件のほうが、家の使われ方や売主の人柄が伝わることで、購入検討者にとって安心感があり、結果的にスムーズな成約につながることが多いと感じています。
「空き家にしてから売る」メリットとデメリット
【メリット】
- 内覧対応の手間がない
- 清掃をしっかりすれば、常にきれいな状態を保てる
【デメリット】
- 管理費・修繕積立金など、費用負担が続く
- 住み心地を直接伝えられない
特にマンションの場合、住んでいなくても毎月の支払い(管理費や修繕積立金)は必ず発生します。 稲沢市や一宮市では、これらの費用が月2万円台が相場ですが、3万円を超える物件では売却が困難になる傾向があります。売却が長引くと大きな負担になります。
また、空き家のままで販売が長期化している状態だと「ずっと売れていない物件なのかな?」と買主に不安を与えることもあります。
売れにくくなるマンション特有のタイミング
大規模修繕工事のタイミングは避けた方がいい
大規模修繕工事というのは、一般的に築13〜15年ごとに行われることが多く、建物全体に足場を組んで外壁や共用部の補修を行う大がかりな工事です。
この時期に売却を開始すると、
- 外観が見えず建物の印象が伝わらない
- 養生シートで日当たりが悪くなる
- 工事の騒音や出入りの多さでマイナスの印象を持たれる
といった理由から、内覧時の印象が悪くなり、売却が難しくなりがちです。
可能であれば、大規模修繕工事の時期は避けて売り出すことをおすすめします。
一時負担金が予定されているマンションも要注意
分譲マンションの中には、分譲時からの長期修繕計画や管理規約で、10年ごとなどに100万円前後の一時金徴収が予定されているケースがあります。
このような一時負担金が予定されている場合は、買主から敬遠されやすく、売れにくくなる傾向があります。
買主としては、購入後に近い将来まとまった出費が発生することが分かっていれば、その分を考慮して購入価格の交渉に入るケースもあります。
高く売るためにできること
そして最後に大事なポイントです。
住みながら売る場合の高く売るポイント
- 掃除を徹底する
- 荷物を減らして部屋を広く見せる
- 昼間でも照明で明るく見せる
こういった小さな工夫だけでも、買主の印象はグッと良くなります。
稲沢市でも一宮市でもマンションの場合、リビングや水回りの清潔感は特に重視される傾向があります。キッチンやバスルーム、トイレは特に念入りに掃除しておきましょう。
無理にリフォームをする必要はありません。まずは**「綺麗に見せる努力」**から始めましょう。
さらに、内覧時には稲沢市・一宮市エリアの魅力を伝えることも効果的です。名鉄・JRで名古屋駅まで一本でアクセスできる利便性はもちろん、実際に住んでいる人しか知らない地域情報がとても喜ばれます。「普段の買い物はここのスーパーが便利」「新鮮な野菜ならあそこ、お肉ならここのスーパーが安くて鮮度がいい」「子どもが遊べる公園がすぐ近く」といった主婦目線の生活情報は、特に購入検討者の好感度が高く、購入の決め手になることも多いです。
なお、このエリアではマンションでも駐車場の確保が重要なポイントとなりますので、駐車場の状況も合わせてアピールしましょう。
まとめ
今回は「中古マンション売却タイミング」についてお話ししました。
後悔しない売却のために
- ベストなタイミングは、住み替えが決まったら引っ越しの3ヶ月前から売却スタートすること!
- 住みながら売ることで、安心感が伝わりやすく、結果的に高く売れる傾向あり!
- 大規模修繕や一時負担金など、マンション特有の”避けたいタイミング”を押さえる!
なぜ3ヶ月前かというと、マンション売却の平均期間が約3ヶ月だからです。ただし、適切なサポートがあれば1週間〜1ヶ月での成約事例も少なくありません。
「そろそろ売ろうかな?」と考え始めた方へ。 迷っている間にタイミングを逃して損をしてしまう前に、まずは早めの査定をおすすめします。
稲沢市・一宮市エリアに強い「稲沢あんしん不動産」では、あなたの状況に合わせたベストな売却プランをご提案します。
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