怒ってもしょうがないし ー 人間力を試された瞬間
不動産の仕事をしていると、予期しないトラブルは稀にあります。
そんなとき、どう対応するかで、その後の関係性や信頼が大きく変わります。
今日は、そんな「人間力を試された瞬間」でした。
売却前の準備で確定測量から建物解体
今朝は朝10時半、岐阜県大垣市での案件がありました。
YouTubeを見てご依頼いただいた売却案件です。
売却の前準備のために、売主様と隣地に測量の挨拶に伺ったところ、「建物の解体見積もりも一緒に取ってほしい」というご相談をいただいたんです。
「いいですよ、紹介しますよ」ということで、本日、解体業者を隣地の方に紹介する約束で大垣市へ向かった訳です。
稲沢市から大垣市まで、だいたい1時間から1時間半ぐらいを見ていたんですが、道が空いていて予定よりも30分早く到着。
「よし、余裕があるな」と思っていた矢先でした。
予想外の電話
助手席の座面の上に置いてある携帯電話が鳴りました。
着信の相手は、これから紹介予定の解体会社の担当者からでした。
受話器の向こうの声の感じで焦っている感じが伝わります。
「佐藤さん、名古屋高速が動きません。清須のあたりで工事渋滞です。約束の10時半も、11時でも間に合わないかもしれません」
いや、これを聞いて約束の時間直前なので私も焦りました。
「どうしよう」
お客様との約束の時間です。
私が紹介する業者が遅刻する。これは私の責任でもあります。
一瞬、頭の中でいろんなことが駆け巡りました。
対応の選択のタイミング
でも、ここで考えたんです。
「今ここで怒ってもしょうがないし」
渋滞はしょうがない。本人も焦っている。
電話越しに伝わってくる焦りを感じました。
ここで感情的になっても、状況は何も変わらない。
むしろ、担当者をさらに焦らせて事故でも起こしたら、それこそ大変なことになる。
これは【私の人間力を試されているの選択のタイミング】だと思いました。
私は落ち着いて言いました。
「渋滞しかたないから、事故にならないように気をつけてきてください」
お客様には正直に
そして、隣地の方には正直にお話ししました。
申し訳ないと謝罪して、ずっと世間話で50分間つなぎました。(意外とあっという間でしたけど)
人間力を試されている瞬間
不動産の仕事をしていると、時々は【自分の人間力を試されている瞬間】があります。
今回もそうでした。
- 怒るのか、冷静でいるのか
- 感情的になるのか、理性的に対応するのか
- 責任を押し付けるのか、一緒に解決するのか
その選択が、その後の関係性や信頼を大きく左右します。
起きたものはしょうがない。 正面から対応するだけ。
大事なのは、その後どう対応するか。
後悔のない選択ができてよかった
結果的に、解体業者の担当者は11時20分過ぎに到着し、無事に打ち合わせを進めることができました。
担当者は到着するなり、深々と頭を下げて謝罪してくれました。
こんな些細なことですが、後悔のない選択ができてよかった。
今日も一日頑張ろう、と思えた朝でした。
不動産の仕事は「人と人」
不動産の仕事は、結局のところ「人と人」の仕事です。
物件を売る、買う、だけではなく、その背景にはたくさんの人が関わっています。
- 売主様
- 買主様
- 隣地の方
- 協力会社
- その他関係者
全員が気持ちよく、後悔なく取引を進められるように。
トラブルが起きたとき、どう対応するか。 そこに、私の姿勢が表れると思っています。


