【不動産購入申込書】知らないと他の人に取られかも!重要な決まりごと

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佐藤高樹

執筆者:佐藤高樹(稲沢あんしん不動産 代表)
宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)/業界28年・査定実績5,000件超
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「先に申し込んだはずの物件が、いつの間にか他の人に決まっていた」

不動産の購入で、こういう悔しい経験をされる方は実は少なくありません。私自身、稲沢で長く仲介をしてきて、申し込みのタイミングや書き方ひとつで縁が分かれていく場面を何度も見てきました。

家やマンションは、二つと同じものがありません。だからこそ、購入申込書の決まりごとを先に知っておくだけで、防げる後悔があるんです。今日はそのあたりを、できるだけ分かりやすくお話しします。

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購入申込は「書面での意思表示が早い順」が基本

まず大原則からお伝えします。購入の申し込みは、原則として「書面で意思表示をした順番」が優先されます。口頭で「買います」と言っただけでは、なかなか順番には反映されにくいんですね。

ただ、ここで見落とされがちな点があります。住宅ローンを使う予定の方は、ローンの事前審査が通ってからの申し込みが、より確かな申し込みとして扱われやすいということです。

たとえば、あなたがローン審査の結果を待っている間に、現金で購入できる方が現れたとします。言葉はきついですが、その物件は現金の方に決まってしまうことがあるんです。資金の準備が整っているかどうかは、売主様から見れば「本当に買える人かどうか」の判断材料になりますから。

実は、申し込みの順番だけで決まらないケースもあります。ほぼ同じタイミングで申し込みが重なった場合は、売買の条件がより良い方が優先されることが多いです。

値引き交渉が「取られる」原因になることも

「条件のいい方が優先される」というのを、もう少し具体的にお話しします。

たとえば、あなたが少し値引きをお願いする条件で申し込んだとします。そのあとに、満額で買いますという方の申し込みが入った。こうなると、満額の方が優先されることがあるんです。

もちろん、値引き交渉そのものが悪いわけではありません。ただ、人気の物件で急いでいるときは、交渉を入れた分だけ「取られる」リスクも上がる。ここは天秤にかけて考えていただきたいところです。

私が見てきた中でも、申し込みの直前で物件が他の方に決まってしまったときの落胆は、経験した方にしか分からないものがあります。最初は余裕の表情だった方が、買えないと分かった瞬間に感情をあらわにされる。泣かれる方もいらっしゃいました。

不動産は二度と同じものが手に入りません。後悔先に立たず、というのはこういう場面のことなんですね。

購入申込書に書く6つの項目

不動産購入申込書に書く項目の図解

では、申込書には具体的に何を書けばいいのか。当社で使っているサンプルをもとにすると、おさえておきたい項目は次の6つです。

  • 購入希望金額
  • 手付金の額
  • 契約予定日
  • 決済(お引渡し)予定日
  • 住宅ローン特約の要否
  • その他の交渉希望事項

これらが空欄のままだと、申込書としては中途半端な印象になります。売主様に「本気度」が伝わりにくくなるんですね。

特に住宅ローン特約の要否は大事です。これは「ローンが通らなかったら契約を白紙に戻せます」という取り決めのこと。ローンを使う方は、ここを忘れずに記載しておきたいところです。

逆に、現金で買える方や事前審査が済んでいる方は、その点を伝えるだけで申し込みの説得力がぐっと増します。

申込から引渡しまでのスケジュール感

申し込みをしたあと、どんな流れで進むのか。だいたいの目安を持っておくと、慌てずに準備できます。

申し込みから売買契約の締結までは、通常4日から1週間ほど。手付金は売買代金の1割が一つの目安になります。

契約のあとには、いくつか期限が出てきます。よくあるのが、手付解除の期限が契約から10日前後、住宅ローン特約の期限が契約から3週間前後。そして最終的な決済・お引渡しは、契約からおおむね1ヶ月以内に進むことが多いです。

物件や売主様の事情によって前後しますが、「申し込みから引渡しまで1ヶ月くらい」という感覚を持っておくと、住宅ローンの段取りや引っ越しの準備もしやすくなります。

気に入った物件を逃して後悔しないための考え方も別の記事でまとめていますので、あわせて読んでみてください。

よくある質問

Q. 購入申込書を出したら、もう断れないのですか? 申込書は「買いたい」という意思を書面で示すもので、契約そのものではありません。売買契約を結ぶ前であれば、申し込みを取り下げることは可能です。ただ、売主様や他の検討者にも影響しますので、出すときは前向きな気持ちが固まってから、というのが基本になります。

Q. ローンの事前審査は、申し込みの前に受けておくべきですか? 住宅ローンを使う予定なら、できれば申し込みの前に事前審査を受けておくことをおすすめします。審査が通っているかどうかで、申し込みの確かさが変わってくる場面があるからです。気になる物件が見つかったときに、すぐ動けるようにしておくと安心です。

Q. 一番手で申し込めば必ず買えますか? 書面での申し込みが早い順が基本ですが、ローンの準備状況や売買条件によって順番が前後することもあります。早さだけで安心せず、条件面も整えておくと、より確実に進みやすくなります。

Q. 手付金はいくら用意すればいいですか? 目安は売買代金の1割ほどですが、金額は売主様との相談で決まります。物件によって変わりますので、申し込みの前に仲介会社へ確認しておくと、資金の準備がしやすいです。

Q. 値引き交渉はしないほうがいいですか? 交渉すること自体は問題ありません。ただ、人気の物件で他の検討者がいるときは、交渉を入れた分だけ別の方に決まるリスクも出てきます。急ぎたいのか、価格を優先したいのか、状況に合わせて判断していただくのが良いと思います。

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家を買うのは、人生でそう何度もある場面ではありません。だからこそ、申し込みの決まりごとを先に知っておくだけで、防げる後悔があります。稲沢・一宮あたりで購入を検討されていて、申し込みのタイミングや書き方で迷ったときは、当社にも気軽に声をかけてくださいね。話を聞いてみたいというところからでも大歓迎です。

ここまで読んで「うちの場合はどうなんだろう」と感じた方は、
状況の整理からご相談ください。

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