【愛知県 中古マンション】成約32%増でも130万円下落!?直近(2025年3月まで13ヶ月間)の統計資料から解説!マンション相場は上がった?下がった?

※この内容は2025年5月に2024年3月~2025年3月までの統計資料を基に作成した内容です

相談者Eさん

今ってまだ中古マンションの相場は上がっているのかしら?

こんにちは、稲沢あんしん不動産の佐藤です。

こんな悩みはありませんか?

「今ってまだマンションの価格は上がっているの?」

「住宅ローンの金利が上がっているけどマンションは売れるの?」

「東京のタワーマンションの高額売却のニュースは聞くけど、愛知県のマンションはどんな状況?」

同じように疑問に思っていませんか?

不動産業者は肌感覚で売れ行きや相場の動きが分かります。

しかし一般の方にはなかなか分からないものです。

今回は客観的なデータを基に、愛知県の中古マンション市場について解説します。

愛知県・中古マンション 2024年3月~2025年3月までの市場動向を “事実だけ” で読み取ります。

これから売却をお考えの方に参考になるポイントをお伝えします。

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中古マンション(愛知県)成約・在庫価格推移

中古マンション(愛知県)成約・在庫価格推移2024年3月~2025年3月の13ヶ月間 出典:中部圏不動産流通機構
中古マンション(愛知県)成約・在庫価格推移2024年3月~2025年3月の13ヶ月間 出典:中部圏不動産流通機構

公益社団法人 中部圏不動産流通機構 中古マンション(愛知県)成約・在庫価格推移」という統計表を使って説明します。

発表元の信頼性

この統計資料の出典は国土交通大臣が指定した公的データベース”中部圏不動産流通機構REINS(レインズ)”です。

中部圏不動産流通機構REINS(レインズ)の主な特徴

  • 国土交通大臣が指定した不動産会社専用サイト
  • 中部7県の宅建業者 約1万6千社(2025年3月末現在)が会員
  • 不動産会社が専任媒介契約を結ぶと、物件情報をオンラインで入力することが義務付けられている
  • 一般の方は閲覧できません
  • 希望価格ではなく、実際に成約した金額のみが入力されます

統計資料の正確性

株価を語るなら日経平均を見るのと同じで、不動産を語るならレインズ統計が最も正確です。

今日の数字は、レインズ公式データから作成していますのでご安心ください。

2024年3月から2025年3月までの13ヶ月間の統計資料から読み取れる4つの事実

データの集計期間と対象

この統計は2024年3月から2025年3月までの13ヶ月間の中古マンションデータです。

売れた件数と平均価格・単価、そして販売中の物件数と平均価格・単価で構成されています。

中古マンション(愛知県)成約物件の件数・㎡単価推移グラフ2024年3月~2025年3月の13ヶ月間 出典:中部圏不動産流通機構
中古マンション(愛知県)成約物件の件数・㎡単価推移グラフ2024年3月~2025年3月の13ヶ月間 出典:中部圏不動産流通機構

事実1:成約件数の動向

2024年3月 420件 → 2025年3月 555件(+32%)

ということは、買う人は増えている

事実2:㎡単価の変化

34.2万円 → 31.6万円(▲2.6万円)

ということは、価格は頭打ち

事実3:平均成約価格の推移

2,512万円 → 2,382万円(▲約130万円)

㎡単価が下がれば、成約価格の平均も下がりますね。

結果、約130万円も平均成約価格が下がっています。

事実4:在庫件数の変化

中古マンション(愛知県)在庫物件(販売中)の件数・㎡単価推移グラフ2024年3月~2025年3月の13ヶ月間 出典:中部圏不動産流通機構
中古マンション(愛知県)在庫物件(販売中)の件数・㎡単価推移グラフ2024年3月~2025年3月の13ヶ月間 出典:中部圏不動産流通機構

5,971戸 → 6,176戸(継続増加)

ということは、売り物件が積み上がっている

3つのポイントまとめ

  • ① 買う人は増えている
  • ② 値段は頭打ち、下がっている
  • ③ 売り物件は増えている

市場が教えてくれる「売れる価格・売れない価格」の境界線

こんなはずじゃなかった

売り手の「こんなはずじゃなかった」が見える数字

愛知県の中古マンション市場には、今この瞬間も6,176戸が売りに出されています。

一方で、実際に売れるのは月に350〜550件程度。

そして重要なのが価格差です。

  • 実際に売れている物件:㎡単価31.6万円
  • いつまでも売れない物件:㎡単価36.0万円
  • この差はわずか4.4万円/㎡

70㎡の物件なら、この価格差は308万円。

「少し高めに設定しておこう」という判断が、実は「売れ残る原因」になっているのが今の市場です。

愛知県の中古マンション市場で起きている異変

異変

例えばですが、想像してください。コンビニのお弁当が確かに売れる個数は増えた。
しかし、値段は下がっている。 

どういうこと?
普通なら売れるほど値段は上がるはずですよね?

これが今、愛知県の中古マンション市場で起きている現象です。

買う人は3割も増えたのに、
実際の値段は130万円も下がっている。 

これは、買い手が「高い物件には手を出さない」と明確に判断している証拠なのです。

今までのように、価格が右肩上がりでつり上がっていく状況でなくなってきています。

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2つの結論

結論1:適正価格なら売買は成立する

成約件数は増加、単価は下落。

値ごろ物件が先に決まっていることを示しています。

結論2:強気価格は長期化しやすい

在庫の㎡単価は36.0万円と成約より4.4万円高い。

高値設定の物件が売れ残っている状況です。

相場に合わせれば動く、高値は売れ残る
直近13カ月のデータから分かるのはここまでです。

 「ちょっと高めに設定しておこう」という程度の感覚が、 実は「売れ残る物件」への片道切符になっているんです。

実際の現場を見ている感想

経験則

適正価格に担当者の熱量が加われば、同じ価格でもプラスアルファの工夫で決まりやすくなります。

これは現場での体感として添えておきます。

稲沢市・一宮市などの郊外市場のリアル

最近の市場動向

  • 夏以降から動きが弱く感じた
  • 業者売主のリフォーム済み物件でも 1年以上売れ残りが散見
  • 金利上昇 × 物価高で「買い控え」の空気が強い

購入者の心理

不透明な中でローンを組んで購入する決断は難しいものです。

毎月の返済と物価高での家計の負担を考えると厳しさがあります。

こうした背景が、在庫の積み上がりにも表れています。

売却を検討中の方は、この事実を理解したうえで慎重に進めてください

注意点:地域による違い

東京の値上がり報道とは異なり、名古屋市以外の郊外は別物です。

ニュースの報道に惑わされないでください。

東京中心の情報が多いので要注意です。

あらためて統計資料の信頼性

ちなみに、今回のデータは成約件数が13ヶ月分の合計で5,034件

在庫は13ヶ月分を足した個数で79,329件となっています。

個別の事情はあるものの、おおよそ外れていない数字だと思います。

私もこの数字を見て「その通りだな」と実感しています

【まとめ】あなたならどうしますか?稲沢あんしん不動産の提案方法

今日の話を聞いて、もし自分のマンションを売るとしたら、どうされますか?

直近の成約価格が分かったとして、あなたならどうしますか?

  • その金額より高いところで売り出す?
  • 同じ金額で売り出す?
  • 少し下回る価格で売り出す?

今回の話を参考に、ぜひ考えてみてください。

未来は予測できませんが、目の前の事実は見ることができます。

代表 佐藤

私は以下のやりかたでリソース集中・伴走型でご相談者様の売却のサポートをしています。

私が売却価格のご相談をさせていただくときは、まず地図に物件情報を落とし込みます。

競合する物件を視覚的に確認することが大切だからです。

例えば、「お客様の物件はここにあって、競合する物件は駅に近いところにあります。

現在このような金額で売り出されていますが、あなたならどちらを購入されますか?」といった具体的な比較から始めます。

あるいは、「現在この近隣で販売されている物件はこのような状況です。

客観的に見ると、売れる順番はこの物件、この物件、この物件、そしてこの物件だと思われます。

理由は◯◯と〇〇とだからです」とお伝えします。

※例えなので「この物件」「〇〇」の内容は状況により変わります。

そのうえで、「このような状況から、金額はこのようにされた方が良いと思いますが、いかがでしょうか?」と相談者様のご意見をお聞きします。

または、「最初はこのような価格で売り出して、反応を見ながらこの金額に切り替える計画はいかがでしょうか」など、具体的に相談者様のご希望をお聞きしながら進めています。

この記事を読んで「稲沢あんしん不動産の佐藤に相談してみたいな」と思われましたら、お気軽にご連絡ください。

この内容があなたの不動産売却の参考になると嬉しいです。

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一人で悩まず、一緒に解決していきましょう。


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