今が売り時?愛知県を含む中部圏の不動産価格が曲がり角・DIで読み解く|2025年5月発表 土地・中古住宅・中古マンションの調査結果
こんにちは。稲沢あんしん不動産の佐藤です。
今回は2025年4月に
全国宅地建物取引業協会連合会不動産総合研究所が発表した
「第37回不動産市況DI調査」をもとに、
愛知県を含む中部圏の不動産市況を解説します。
土地、中古住宅、中古マンションに絞って
調査結果をお伝えします。
DI調査とは何か

DIとは、不動産業者が価格の上昇や下落を感じている割合から全体の空気を数値化したものです。
この数値がプラスなら上昇傾向、マイナスなら下落傾向、0付近なら横ばいで動いていないことを表します。
この調査は全国の不動産会社240社が回答しています。 つまり現場の最前線で売買をしている不動産のプロたちが今どう感じているかを数値化したデータなのです。
調査期間は2025年4月4日から4月21日です。
土地の動向分析

現在の状況(2025年4月)
中部圏の土地市況は以下の結果となりました。
- 横ばい:69%(最も多い回答)
- やや上昇:24.1%
- やや下落:6.9%
DI指数:8.6
これは「やや上昇している」というのが現場のプロの肌感覚であることを示しています。

3ヶ月後の予測
興味深いのは3ヶ月後の予測値です。
- 横ばい:減少
- やや上昇:24.1% → 13.8%(大幅減少)
- やや下落:約30%まで増加
DI指数:-8.6
今は上がったけれど、これからは下がるかもしれないという慎重な空気が出始めています。
中古住宅の動向分析

現在の状況
中古住宅の現状は以下の通りです。
- 横ばい:74%
- やや増加:11%
- 大きく下落:14%
全体としてはやや上昇傾向にあります。

3ヶ月後の予測
3ヶ月後の予測では変化が見られます。
- 横ばい:60%(10%減少)
- やや増加:減少
- やや下落:10%以上増加
現場の人たちは中古住宅の上昇は落ち着くのではないかという空気に変わりつつあります。
中古マンションの動向分析

現在の状況
中古マンションは最も強い動きを見せています。
- やや上昇:26.1%(マンションはやはり強い)
- 横ばい:65.2%
- やや下落:8.7%

3ヶ月後の予測
13ヶ月後の予測では以下の変化があります。
- やや上昇:26.1% → 17.4%(減少)
- 横ばい:65%前後で変わらず
- やや下落:増加傾向
- 大きく下落:0% → 4%(新たに出現)
依然として高い水準ですが、割高感や買い控えが出始めている兆しが見えています。
市場動向のまとめ

各物件タイプの現状と予測
土地
- 現在:やや上昇
- 3ヶ月後:下がるかもしれないという慎重ムード
中古戸建て
- 現在:やや上昇
- 3ヶ月後:横ばいまたはやや下落の可能性
中古マンション
- 現在:結構上昇している
- 3ヶ月後:現状維持もしくはやや落ち着いていく可能性
市場の分岐点
このデータから感じるのは、ここまで上がってきた不動産価格にちょっと分岐点が見えてきたということです。
金利も上がり、物価もどんどん上がっているため、どんどん買っていこうという空気感ではなくなってきています。
実際の取引データとの整合性
先日YouTubeにアップした動画では、
中部圏不動産流通機構が発表した
直近13ヶ月間の中古マンション統計資料を解説しました。
同じ内容のブログはこちら>>c063_【愛知県の中古マンション】成約32%増でも130万円下落!~2025年3月のレインズ統計資料から事実だけを解説!今の相場は?上がってる?下がってる?
興味深い事実
今年3月の取引では以下の現象が起きています。
- 買う人:1年前と比較して30%も増加
- 平均成約価格:130万円下がった
13ヶ月間のグラフを見ると、昨年3月からスタートして単価が10月にてっぺんをつけ、そこから下がっています。
昨年の夏過ぎぐらいから動きが弱くなっており、今回のDI調査も同じような結果となりました。
事実だけで見ると、一旦価格は頭打ちをしたのかなというところです。 ただし依然として高いところにはあります。
今が売り時?

正直、将来のことは分かりません。
今回のDI結果を参考にご自身でお考えいただくことが重要です。
この内容を見て今が売り時かな?と思った方は、
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