稲沢市で土地が見つからない人へ|ネットにない土地情報を探す3つのコツ

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佐藤高樹

執筆者:佐藤高樹(稲沢あんしん不動産 代表)
宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)/業界28年・査定実績5,000件超
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稲沢あんしん不動産の佐藤です。

先日、土地を探しているお客様から「佐藤さん、どうやったらいい土地って見つかるんですか」と聞かれました。正直、答えに困りました。

土地って、なかなか見つからないんですよね。探している方を見ていると、ずっと探している気がします。年単位で探されている方も珍しくありません。

長く探している方ほど、それなりにこだわりを持って探されています。だから理想の土地に巡り合えない、というのが現実なんでしょうね。

そこで今回は、SUUMOやアットホームで探す「普通のやり方」ではなく、あまり知られていない探し方を3つに絞ってお話しします。私自身が自分の家の土地を探したときの経験も交えてお伝えします。

ひとつだけ先に。私も自分の家の土地を探したとき、南道路がいい、角地がいいと、いろいろこだわりがありました。でも今思えば、知りすぎていると逆に買えないんです。安くていい土地なんて、そんな都合のいい話はまずありません。みんなが「いいな」と思う土地は、多少高くても売れていきますからね。

これからお話しする3つは「条件のいい土地に出会う確率を少し上げる方法」だと思って読んでもらえたらと思います。ネットの新着通知登録は当然やったうえで、その先の話です。

※この記事の内容は、YouTube動画でも解説しています。

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稲沢市で土地が見つからない人へ|ネットにない土地情報を探す3つのコツ 今回は、稲沢市で土地探しをしている方に向けて、ネットに出ていない土地情報を見つけるための3つのコツを解説します。ポータルサイトを毎日見ているのに、なかなか理想の...
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コツ1:区画整理の「保留地」を狙う

区画整理という言葉は、あまり聞き慣れない方が多いかもしれません。

ざっくり言うと、昔からある古い住宅地を、道路を広げたり公園を作ったりしてきれいに整備する事業のことです。稲沢市内でも、いくつかの地区で進んでいます。

その整備にはお金がかかります。その費用をまかなうために売り出されるのが「保留地」です。新しく整備されたきれいな区画を、一般の方でも買えるんですよ。市町村が事業として進めているので、安心感もあります。

稲沢市では今、西町で土地区画整理事業が進んでいて、保留地がまだ残っているかもしれません。窓口は稲沢市役所です。気になる方は一度聞いてみるといいですね。

ただ、保留地は販売のタイミングが決まっています。いつでも買えるわけではなく、事業の進み具合に合わせて期間を区切って売り出すことが多いです。

役所相手だからこそ、確認は自分でも

ここで、私の苦い経験をひとつ。

16〜17年前、岐阜のほうで保留地を買いました。当時から不動産の仕事をしていたので、下水道の受益者負担金がかからないか、真っ先に確認していたんです。「保留地はかかりません」というメモも残していました。

ところが購入後、実際には請求が来たんですね。市に問い合わせると、当時の担当者は「説明はしている」と。証明する書類はなく、その担当者ももう異動していました。

役所が相手だと、不動産会社のような重要事項説明書がありません。担当者の異動もありますし、不動産のプロというわけでもない。だから言った言わないになりやすいんです。

今の時代はもっとしっかり記録が残ると思いますが、「役所だから安心」とまるごと任せず、聞いたことは自分でも書面やメモで残しておく。これは覚えておいて損はありません。

それでも保留地は道路もきれいで、条件のいい区画に出会えることがあります。当たってみる価値はあると思います。

コツ2:建売業者の「着工前」の土地を狙う

これは表にほとんど出てこない情報です。

パワービルダーと呼ばれる、土地を大量に仕入れて家をたくさん建て、安く売る建売業者があります。稲沢市でも2,000万円台の新築建売を見かけますが、ああいう会社ですね。

その会社が「家を建てる前」の段階で、土地だけを水面下で売ることがあるんです。広告には出せない、業者間だけの非公開情報になります。

本来、建売業者は土地に家を建てて売るのが仕事です。ただ着工前なら、買い手がついて利益が取れるなら土地だけでも売ろう、と考えることがある。あくまで本業の邪魔にならない範囲なので、大っぴらには宣伝しません。

私たちはそうした業者から情報をいただくのですが、広告に出せないので、当社では「探しています」と事前に登録いただいたお客様にだけご紹介しています。

なぜ着工前の土地が条件いいのか

建売業者は、一般の方では手を出しにくい大きな土地を仕入れて、買いやすい大きさに切り分けて分譲します。

切り分けるときに、南道路や角地といった条件のいい区画ができるんですね。しかも手頃な広さで。一から区画を作るからこそ、道路付けのいい土地が手に入りやすい、というわけです。

デメリットも正直に

いいことばかりではありません。

正直、相場より少し割高になります。仕入れて利益を乗せて売るので、当然といえば当然ですね。

最近は建築条件が付くケースも増えてきました。希望のハウスメーカーで建てられない、という制限が出ることがあります。ただ一部の業者の話ですし、パワービルダーは大量仕入れなので、建物そのものは工務店より大幅に安く建てられることも多いです。

一生住む土地です。道路条件にこだわりがあるなら、多少割高でも検討する価値はあると思います。

新しく区画を切るので、隣にも同じ時期に家が建ちます。古い家ばかりのところにポツンと入るより、新しいご近所さんと一緒にスタートできる、というのも案外大きなメリットなんですよ。

コツ3:不動産会社と続く関係をつくる

「そんなの当たり前じゃないか」と思われるかもしれません。でも、ひとつだけ気をつけてほしいことがあります。

土地を探している方は、いろんな会社に資料請求をして、送ってもらっていると思います。でも条件に合わないと、そのまま放置してしまいがちですよね。資料がどんどん届くと、正直うっとうしいですし。

実はそれ、送る側もよくわかっているんです。私も「迷惑かな」と思うので、数回送って反応がないと「もう探していないんだな」と判断して、送るのをやめてしまいます。しつこいと思われるのも嫌ですしね。

だから、もし本気で探しているなら、毎回返事をしなくてもいいので、2〜3ヶ月に1回くらい「まだ探しています」「条件がこう変わりました」と一言だけ連絡してみてください。

それだけで「この人はまだ動いているな」と伝わって、また紹介が来るようになります。曖昧な条件の人より、具体的に探している人のほうが、新しい土地が出たときに真っ先に声をかけてもらいやすいんですよ。

稲沢市で探すなら「市街化調整区域」に要注意

最後に、稲沢市で土地を探すときの大事な注意点です。

稲沢市は、家を建てるのが制限される「市街化調整区域」というエリアがとても広いんです。

都市計画図で色がついているところが「市街化区域」、つまり街をどんどん作っていきましょうというエリアです。稲沢駅や国府宮の周辺などがこれにあたります。

問題は、色のついていない真っ白な部分です。ここが原則として家を建てられないエリアで、稲沢市はこの白い部分のほうが広いくらいなんですね。

だから「この土地、安い」と飛びついたら、実は家が建てられなかった、ということが起きます。これは本当に痛い思いをします。

市街化調整区域でも、要件を満たして許可が取れれば建てられる場合はあります。ただ、そこはしっかり調査しないとわかりません。

このあたりの土地探しは、私もいつも難しいなと感じています。だからこそ、稲沢の事情に慣れた不動産会社に頼んで進めるほうが安心です。購入の進め方そのものは土地・物件購入のはじめ方もあわせて見てみてください。

まとめ

今回の3つのコツを、もう一度整理します。

  • 区画整理の保留地を当たってみる(窓口は稲沢市役所、確認は自分でも記録を)
  • 建売業者の着工前の土地を検討してみる(非公開・事前登録者に紹介)
  • 不動産会社と続く関係をつくる(2〜3ヶ月に1回「まだ探しています」の一言を)

正直、このあたりは土地がなかなか出てきません。「買うぞ」と意気込んでも見つからないのが現実で、年単位で探している方もいます。その一方で、探し始めてすぐ見つかる方もいる。本当に両極端なんですよね。

金利も建築費も変わり続けているので、長期化するほど決めにくくなるのも事実です。今回の3つが、少しでも探し方の幅を広げるきっかけになればうれしいです。

当社では非公開の土地情報も扱っています。条件を登録しておくと、近い物件が出たときにご紹介できますので、まず探していることを知らせておきたい、というところからでもどうぞ。相続がからむ土地のことは相続した不動産の進め方も参考になります。

よくある質問

Q. 区画整理の保留地は、どこで買えますか。 A. 事業を進めている市町村が窓口になります。稲沢市の西町地区なら稲沢市役所です。販売は期間を区切って行うことが多いので、タイミングを確認してみてください。

Q. 建売業者の着工前の土地は、自分で探せますか。 A. 広告に出せない非公開情報なので、個人で見つけるのは難しいです。事前に「探しています」と登録しているお客様に紹介される形が多く、当社でもそのように扱っています。

Q. 非公開物件はネットに出ている物件と何が違いますか。 A. 広告できない事情があるだけで、土地そのものの質が低いわけではありません。条件のいい区画が水面下で動くこともあります。購入で気をつけたい点は不動産購入で失敗しないためにもご覧ください。

Q. 稲沢市の市街化調整区域でも家は建てられますか。 A. 原則は建てられませんが、要件を満たして許可が取れれば一部可能な場合もあります。土地ごとに調査が必要なので、安いという理由だけで決めないほうが安全です。

Q. 何年も探していますが見つかりません。条件を変えるべきですか。 A. 条件が固まりすぎると、出会える土地はどうしても減ります。譲れない点と、妥協できる点を一度整理してみると、視野が広がることがあります。

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