気に入った物件を他の人に取られて悔しい方へ|申込と契約の違いと次の判断

✅ 気に入った物件があるけど、決断できずに迷っている方
✅ 「もう少し考えよう」と思って時間が過ぎている方
✅ 他の人に取られるのが怖いけど、即決も怖い方
✅ 不動産購入で後悔したくない方
✅ 気に入った家を他の人に先に申し込まれて、悔しい思いをしている方
この記事では、29年の経験から「後悔しないタイミングと決断方法」を徹底解説します。
なお、新築建売住宅の購入を検討されている方は、新築建売住宅の探し方から契約までの流れも併せてご覧ください。
相談者ずっと探してきて
やっと欲しいと思える物件が見つかったのに
他の人に先を越されました。
なんとか買えるようになりませんか?
「あの物件、もう少し考えてからにしよう…」
そう思って決断を先延ばしにしたら、気がついたときには他の人に購入されていた…。
自分には関係ないと思っていませんか?
こんにちは、稲沢あんしん不動産の佐藤です。
長年の経験の中で、理想の物件を買い逃してしまうのを見てきました。
今回は、この心理的な罠から抜け出し、あなたの夢の家を手に入れる方法をお伝えします。
不動産購入は人生の大きな決断です。だからこそ、正しい情報と適切な判断が必要なのです。
さあ、あなたの「いつか」を「今」に変える旅に出発しましょう。
もう先を越されてしまった方へ、先に結論をお伝えします。
先に申し込んだ人が必ず買えると決まっているわけではなく、購入申込と契約は別の段階です。
記事の後半で、申込と契約の違いと、次に後悔しないための確認と判断の順番を整理しました。
迷っていた物件が他の人に取られた


「購入申込み」をしたのに
他の人に先を越されて
やっと見つけた不動産を
最後の最後で買えない
お客様がいます。
本当ですよ。
私も
担当するお客様が
本当は買えてたはずなのに
少しの差で
他の人に先を越されることが
年に
3~4回ぐらいあります。
もちろん
私が強いセールスをしないからというのが
原因の一つですが…。
でもね
お客様には
毎回、はっきりと伝えています
「不動産の購入の優先権は
先に購入の意思表示をした順番です。」
「だから、もし物件が気に入っているなら
早めに購入申し込みをした方がいいですよ」ってね。
(補足:申込の順番は、実務で話を進める目安です。同時に複数の申込があれば、どの申込と進めるかは売主が選べます。詳しくは後半の「購入申込と契約は別の段階」で説明します。)
そしてお客様は
余裕の笑みで



「そんなこと あれでしょ?
佐藤さん 知ってますよ。
不動産屋さんがよくやるって聞く。
煽るのでしょ。」
私は
「いいえ、しっかり検討した上で
判断をするとよいです。」
と返します。
そして 週明け
あのときのお客様から
「あの物件を買います!」と
連絡をいただくのです。
で、その物件の在庫確認すると
もう購入申込が
他の人が先に入れた後なんです。
それをお伝えすると
ある人は感情的になって
「なんとか買える方法はないですか?」
「どうにかならないんですか?
」
「今の金額より高い金額でもいいですから・・・」
と訴えてきます。
正直にお答えします。
「あの時にお伝えしたとおり
早い人が優先なので、もう、買えません…」
確かに説明を伝えているので
そのお客様は
それ以上言い返してはきません。
そして皆さん
申し合わせたように
こう言うんです。



「あの物件は最初から縁がなかったんだよ…」
違います。
縁はありました。間違いなく。
縁があったから
欲しいと思える
この物件に会えたんですよ。
あの時に買うと決断すれば
あなたは買えてましたよ。
手を出せば買えてたのに
いい物件だと思っているのに
誰かに取られるのを
黙って見ていたんです。
横からみていると
わざわざ買い逃す選択をしているようにみえます。
この「まだ大丈夫だろう」という気持ちは、「正常性バイアス」と呼ばれる心の働きに近いと私は感じています。
正常性バイアスとは


人間にはストレスを回避するために
脳が自然に心の平安を守る作用が備わっています
簡単に言うと
悪い考え
最悪な事態になることイメージすることは避け
「自分だけは大丈夫」と思い込むこと
よく使われる例として
災害時に
危険な状況に接していても
「自分だけは大丈夫だろう」と
災害現場で撮影をしていたりして
避難が遅れ
深刻な結果にしまった
という話を
聞いたことはありませんか?
コロナ も同じです
流行り始めの頃は
手洗い・うがいを
必死にやってたと思います。
今もその当時と同じぐらいの
危機感を持っていますか?
コロナには
もう慣れてしまって
感染予防に
油断は生じていませんか?
「自分だけは大丈夫」
みたいな考え方になっていませんか?
住宅ローンについても同じことが言えます。
「金利が上がるって聞くけど、まだ大丈夫だろう」と思っていませんか?
実は、金利上昇のタイミングを見誤ると、総返済額が数百万円も変わることがあります。
不動産の例に例えると
今まで売れてないのなら
決断はスグでなくて
大丈夫だろう。
「自分だけは大丈夫だろう」
そんな感じでしょうか?
あなたが欲しいなと検討する物件は他の人も欲しいなと思っています


よく考えてみてください。
あなたが気に入った物件なら
他の人も
気にいるに決まってますよね。
そんないいなと思える物件を
時間が経てば経つほど
他の人に売れる確率が高くなるに
決まっていますよね
購入を迷っている方は、こちらの記事も参考にしてください:
👉 新築建売住宅の探し方から契約までの流れ
反対に
そんないいなと思える物件が
モタモタしていても
売れない理由ってありますか?
わざわざ時間を割いて
この世の中に
ふたつとない
やっと希望に合うと思えた高価な不動産。
縁あってせっかく 巡り会えたのに
最後の最後で
もったいない
意味のない余裕のあるような行動。
(こんなこと書いても
実際に経験したことがある人にしか分からないことで
私のことを知らない人が読むと
不動産屋が売ろうとするためのポジショントークだなと
思われるだろうからわざわざ書かなかったんですが…)
若いご家族が、申込の前日に先を越された現場に立ち会いました


以前、
若いご家族で
内見してから購入意思表示まで
1週間かかったのですが
残念ながら
購入申込の前日に
他の人の申込が入ったという現場に遭遇しました。
そんなことがあって
お客様は勿論 悔しいでしょうが
私も悔しくて
なんとなく書きました
欲しかった 不動産を
手に入れる
他の人に取られるのは
あなたの自由です。
ただ、時間をかけてやっと見つけた不動産を
買える買えないは
実は
あなたの人生を左右する
大事件なんですよ。
忙しい。
子供のことで
やらないといけないことがある。
分かります。
よく分かります。
でも、その状況でも
不動産を内見してるのでしょ?
そして、購入したいと思える物件があったのでしょ?
私が関わったお客様には
「本当に欲しかったのに。」と
悔しい思いで 終わるより
「佐藤さんのおかげで良い物件を買うことができました」と
笑顔で終わりたいです。
「買い逃したのは、きっと、そこまで欲しいと思っていなかったから」本当ですか?


書きながら
思い出しました。
他の人に取られた時に
こういう風に言う人もいました



「あの時 行動しなかったのは
それほど欲しいと思ってなかったから
だから仕方がないね」
いいえ 違います。
買えなかったことを
他人の私に感情を露わにするほど
残念だったのでしょ。
くやしかったのでしょ。
それは
その物件を
本当に欲しかったからですよね。
自分にウソをついて
ごまかそうとしてるだけです。
不動産は
二度と同じものはありません。
気に入った物件が見つかったら
行動してください。
購入申込と契約は別の段階|先に申し込めば必ず買えるとは限りません
気に入った家を先に申し込まれたとき、「もう本当に買えないのか」と気になると思います。
結論から言うと、先に購入申込をした人が必ず買えると決まっているわけではありません。
購入申込と売買契約は、別の段階だからです。
購入申込は「買いたい」という意思を伝える段階
購入申込は、価格や引き渡し時期などの希望を添えて、「この家を買いたい」と売主側へ伝える段階です。
買付証明書などの書面を使うことがあります。
不動産適正取引推進機構の手引では、買付証明書を作っても確定的な意思表示ではなく、契約は成立していないと解されていると説明されています。
申込が重なったら、どの申込と進めるかは売主が選ぶ
実務では、申込の順番が交渉の目安になる場面があります。
不動産会社どうしが売り出し情報を共有する仕組み「レインズ」の利用ガイドラインにも、購入申込みの順位などの交渉状況を説明する旨が書かれています。
一方で同じガイドラインには、同時に複数の購入申込みがあれば、依頼者(売主など)が選べるとも書かれています。
「先に申し込んだのだから買えるはず」とも、「後から高い金額を出せば逆転できる」とも言い切れません。
先を越されたと聞いたら、今どの段階なのかを仲介会社に確かめてください。
署名する前に「何の書面か」を必ず確かめる
申込の段階でも、書面の内容や交渉の経緯によって扱いが変わることがあります。
いつでも何の負担もなく取り消せる、とひとくくりに考えるのは避けてください。
同じ手引には、買付証明を取り消してキャンセル料を求められた例や、「仮契約だから」と署名して違約金を求められた例が紹介されています。
押印や署名だけでも契約の締結は有効になる、という注意も書かれています。
| 段階 | どんな段階か | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| 購入申込(買付証明など) | 買いたい意思と条件を売主側へ伝える | 書面の名前と内容。有効期限や取り消すときの扱いが書かれているか |
| 売主の判断・条件のすり合わせ | 売主がどの申込と進めるかを決め、条件を調整する | 自分の申込の順位や交渉状況を仲介会社に確認する |
| 売買契約の締結 | 契約書に署名・押印し、その後は契約書の内容に従って進む | 契約書と重要事項説明の内容。解約するときの扱い |
表の「重要事項説明」は、契約の前に不動産会社が、家や取引条件の大切な点を書面で説明する手続きです。
次に後悔しないために|内見の前に済ませておく確認と判断の順番
気に入った家に出会ってから慌てないように、内見の前に済ませておきたい確認を挙げます。
どれも、申込をするかどうかを落ち着いて決めるための材料です。
- 資金:自己資金と、借りられる金額・無理なく返せる金額の目安
- 住宅ローン:金融機関の事前審査を受けておくか、受ける段取り
- 条件:エリア、広さ、通勤や通学など「譲れない条件」と「妥協できる条件」の線引き
- 家族:購入を誰がいつ決めるか、家族の合意の取り方
- 住み替え:今の住まいを売る必要があるか、売ると買うの順番
気に入った家に出会ったら、「すぐ決めるか、待つか」の二択で考えないことが大切です。
次の順番で確かめると、落ち着いて判断できます。
- 譲れない条件を満たしているかを、家族で確かめる
- 資金計画と住宅ローンの見通しに無理がないかを確かめる
- 仲介会社に、ほかの申込や交渉の状況を聞く
- 申込書が何の書面か、取り消すときの扱いを確かめる
- それでも残る迷いを書き出し、解消できるかを考える
この順番で確かめても不安が消えないなら、見送るのも立派な判断です。
避けたいのは、確認が終わらないまま時間だけが過ぎることです。
まとめ


不動産は人生で最も高額な買い物の1つです。
だからこそ、慎重になりすぎて機会を逃してしまうことも少なくありません。
私は、お客様に「本当に欲しかったのに」と悔しい思いをさせるより、
「佐藤さんのおかげで良い物件を買うことができました」と笑顔で言っていただきたいのです。
もし今、気になる物件があるなら、ぜひ一度ご相談ください。
29年の経験を活かし、あなたの理想の物件購入をサポートいたします。
不動産購入に関するよくある質問
- 内見してから何日以内に決めるべきですか?
-
何日以内という決まりはありません。
内見の前に資金や条件の確認を済ませておくと、気に入ったときに迷う時間を短くできます。
- 購入申込をしたら必ず買わないといけませんか?
-
購入申込は一般に契約の前の段階で、確定的な意思表示ではないと説明されています。
ただし書面の内容や進み方で扱いが変わることがあるため、署名の前に何の書面か、取り消すときの扱いを確かめてください。
- もっと良い物件が出てくるかもしれないと思ってしまいます
-
その気持ちは自然です。
譲れない条件と妥協できる条件を先に決めておくと、目の前の家を比べる基準ができ、迷いを整理しやすくなります。
- 住宅ローンの事前審査は必要ですか?
-
はい、購入申込の前に事前審査を済ませておくことをおすすめします。
事前審査は、住宅ローンを借りられそうかを金融機関が先に確かめる手続きです。
借りられる見通しが分かっていると申込の判断に集中でき、資金面の説明もしやすくなります。
不動産購入でお困りの方へ
「この物件、本当に買っていいのか迷っている…」
「他の人に取られたくないけど、決断できない…」
「購入のタイミングが分からない…」
稲沢あんしん不動産では、購入のご相談を徹底サポートします。
✅ 29年の経験から、適切な購入タイミングをアドバイス
✅ 物件選びから契約まで一緒に伴走します
✅ 住宅ローンの相談もサポート
✅ 後悔しない決断をお手伝いします
「あの時、佐藤さんに相談して本当に良かった」
そう言っていただけることが、私たちの喜びです。
私はお客様に申込を急かすことはしません。
申込の仕組みと、今わかっている売り出し状況をお伝えしながら、判断の順番を一緒に確かめます。
それともうひとつ。住み替えで購入を考えている方は、今のお住まいの売却も同時に段取りしておくと、決断がぐっと楽になります。
買うのが先か、売るのが先か。この順番のご相談も含めて、当社で一緒に整理できます。

