【売主必見】マンション売却|内見準備の不安を解消して100万円損を防ぐ方法 ※チェックリストダウンロード有り

「マンションの内見で見に来るけど、何もしなくて大丈夫って言われたけどいいの…?」
「初めての売却で何を準備すればいいのかわからない…」
「少しでも高く売りたいけど、不動産会社まかせで良いの?」
こんにちは、稲沢あんしん不動産の佐藤です。
不動産業界28年の経験から、多くのお客様のマンション売却をサポートしてきました。
今日は、初めてのマンション売却で失敗しない内見準備の重要性とポイントについてお話しします。
内見準備は本当に不要?担当者は「普段通りでOK」と言うけれど…

媒介契約を結んで、いよいよ売却活動スタート。
不動産会社の担当者から電話で
「次の週末に内見希望が入りました」
と連絡が来ました。
そこで担当者からは
「普段通りで大丈夫ですよ、何もしなくていいですよ」と言われたので普段通りでいいかな。
これは大きな間違いです。
実は、何も準備せずに内見を迎えると、
購入検討者の第一印象で
「この部屋、なんかイマイチかも」と思われ、
結果、売れずに売却が長引いて、
大きな値下げを迫られるリスクがあります。
最近はネットで他の物件とすぐに比較される時代。たった数秒の第一印象が勝負を分けます。
結論:マンション売却成功のポイントは徹底した内見準備にあり
結論から言います。
内見前の事前準備こそが、
マンションを「早く・高く」売るための最大のポイントです。
マンション売却成功の本質は、
たった一人に選ばれること。
誰があなたの家を気に入ってくれるかわかりません。
でも、そのたった一人を逃すと、
売却活動は長期化し、
下手すると100万円単位で損することになりかねません。
もしかしたら、次の内見に来るお客様が、あなたの家を買ってくれる人かもしれません。
だからこそ、たった一人のお客様に選ばれるために、全力で準備を整える必要があります。
実例:片付けの重要性
私が買主様側の担当としてマンションの内見に行くことも多いのですが、その経験からもお伝えしたいことがあります。
年に数件、他社さんが売主担当で私が買い側のお客さんを連れて行った時に、全く片付けもしていない、足の踏み場もないマンションを見ることがあります。
マンション自体は外観も良く、
築年数相応で悪くない物件なのに、
部屋の中が片付いていないんです。
その結果、相場よりも安いのに売れていないという状況に…
少し片付けるだけですぐに売れるのに、
と本当にもったいないと感じる瞬間です。
内見前の準備(1週間前から)
では具体的に、どのような準備をすれば良いのでしょうか?
1週間前からやること
- 臭い対策:
- あなたの家の独特の匂いを消すことから始めましょう
- 1週間前からこまめに換気を
- 生活臭が気になる場合は無臭の消臭剤を
- 掃除と片付け:
- できるだけ荷物は処分し、部屋を広く見せる
- 物は床や収納の外には出さず、すべて片付ける
- 玄関周り:
- 玄関のドアをしっかり拭き上げる
- 下駄箱の靴はすべて収納し、出しっぱなしにしない
- ブーツや傘は見えないところにしまう
- 柑橘系の控えめな香りがあると好印象
- 床の艶出し:
- 廊下からリビングにつながる床はワックスをかける
- ワックスシートで二度拭きするだけでも艶が違う
- 水回りの清掃:
- キッチンシンクはピカピカに、食器は外に出さない
- 浴室の鏡も念入りに磨く
- トイレ、洗面所周りもきれいに
- バルコニーも掃除を手抜きしない(必ず見られます)
案内当日の準備

案内当日も、直前の準備が重要です。
- 換気と臭い対策:
- 案内の30分前まで換気する
- 必要に応じて無臭の消臭剤を使用(効果は大きいです)
- 室温管理:
- エアコンを入れて快適な温度に調整
- 寒くも暑くもない状態に
- 明るさの確保:
- カーテンはすべて上げて、光が最も入る状態に
- 照明も全部つける(電球切れがあれば事前に交換)
- 洗濯物:
- バルコニーの洗濯物はすべてしまう
- バルコニーに出られるようサンダルを用意
お客様対応のポイント

いよいよ不動産業者と購入検討者が来たら、感じ良く振る舞うことが大切です。
- 明るい対応:
- インターホン越しでも明るい声で対応
- 暗い雰囲気や面倒くさそうな雰囲気は絶対に出さない
- 気遣いの姿勢:
- 玄関にはお客様用のスリッパを用意
- 使うかどうかは別として、その気遣いが伝わることが大事
- 適切な距離感:
- 基本的には不動産会社に任せる
- ある程度距離を取りつつ、質問があれば答えられる距離を保つ
- にこやかに「自由にご覧になってくださいね」と一言添える程度で十分
- 質問への回答:
- 質問があったときは正直に、教えてあげる姿勢で回答
- 上下左右の住人や環境についての質問には率直に答える
- 夜中に音がうるさいなどの問題があるなら、必ず伝える
- マンション特有のルールなども伝えておく
- 地域情報の共有:
- 近所のスーパーや小学校についても答えられるよう準備
- 「魚はここのスーパーが良い」など生活感のある情報は喜ばれる
- 購入後の生活イメージを持ってもらうことが大切
事前に用意しておくべき資料
質問に答えられるよう、以下の資料を用意しておきましょう。
- 管理規約
- 年1回の定期総会の資料
- マンションの管理関係の資料
よくある疑問
「お茶やお菓子を用意した方がいいですか?」
これは全く不要です。購入検討者も次の予定があったりして、逆に気を使わせることになります。
「うちのマンション古いから、綺麗にしても限界があるんです」
古さは仕方ありません。
でも、ちゃんと手入れしているという印象は与えられます。
これが大切です。
住みながら売るメリット
空き家だと
「前の人はどんな人が住んでいたのか」
「事件・事故はなかったのか」
など不安が生じます。
住みながら売るメリットは、
「こんな綺麗に使っている売主が住んでいた家なら安心」
と思ってもらえること。
このメリットを活かしましょう。
まとめ
たった一人のお客様に購入していただければ、
あなたのマンション売却の計画は大成功です。一人目で終われば、
販売期間は短く、最高の条件で売れることになります。
しかし、見に来た人で決まらなかった場合、
売れないまま時間が過ぎれば価格を下げることになります。
価格が下がった場合、不動産会社の担当者は責任を負いません。
売れなかった責任は最終的にあなたが負うことになります。
だからこそ、内見対応は事前の準備が鍵です。
「何もしないで普段通りで大丈夫」ということはありません。
特別なリフォームは必要ありません。
清掃と整理整頓だけで、あなたのマンションは十分に輝きます。
最後に
初めてのマンション売却。
たった一人の出会いをつかむために、
あなたが今日からできる準備が未来を大きく変えます。
でも、不安や迷いは当然のこと。
「一人では心細い」
「本当にこれでいいのかな」
と少しでも思ったら、
ぜひ稲沢あんしん不動産にご相談ください。
あなたのペースに合わせて、あなたのためだけの最高の売却プランを、一緒に作っていきます。
マンション売却は人生の大きな転機です。
だからこそ、あなたが「まかせて良かった!」と心から思える結果を一緒に目指します。
【売主用】マンション売却 内見準備チェックリスト ダウンロード
