【10年前のマンション売却】手取りはいくら?税金で損しない3000万円特別控除の活用法

10年前に買ったマンション、今売ったらいくら手元に残るのかしら?最近マンション価格が上がってるって聞くけど、税金でごっそり持っていかれるんじゃないかって不安で…



私も同じこと考えてた!うちも12年前に買ったマンションがあるんだけど、査定したら購入時より高くなってて。でも利益が出たら税金がすごいんでしょ?どうしたらいいか分からなくて…
こんにちは、稲沢あんしん不動産の佐藤です。
最近、稲沢市や一宮市でも「10年前に買ったマンションが購入時より高く売れそう」というご相談が増えています。
でも皆さん、同じ不安を抱えていらっしゃいます。
「売却したお金がそのまま手元に残るわけじゃないんでしょ?」
「利益が出たら税金でごっそり取られるって本当?」
「実際、いくら手元に残るの?」
今回は、実際に稲沢市で10年前に購入したマンションを売却したケースを例に、手取り金額の計算方法と、税金を0円にできる「3000万円特別控除」について、初めての方にも分かりやすく解説します。


佐藤高樹(稲沢あんしん不動産 代表)
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不動産業界28年の経験で、初めて不動産を売る方を伴走型サポートで、しっかりと結果が出ています。あなたの不動産売却に私の持っているリソースを集中させて早期売却・高値売却を一緒に目指します!
✓ 宅地建物取引士、不動産コンサルティングマスター、マンション管理士
✓ 稲沢市・一宮市・清須市・あま市での豊富な実績
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✓ 相続・空き家問題解決の専門家として地域密着
「佐藤さんに相談すれば必ず解決してくれる」と言われる存在を目指しています。不動産の売却、実家の相続、空き家活用、住み替え相談など、まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
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10年前のマンションを今売ったら?実際の事例で計算
今回の事例マンション
まず、今回お話しする実際のマンション売却事例をご紹介します。
項目 | 内容 |
購入時期 | 平成27年(約12年前) |
建築年月 | 平成19年 |
専有面積 | 約81平米 |
購入金額 | 2,380万円 |
売却金額 | 3,080万円 |
居住期間 | 約12年間 |
値上がり額 | 700万円 |
パッと見ると700万円も値上がりしているので、「すごい!」と思いますよね。
でも、ここから経費と税金を引かないと、実際の手取りは分かりません。
手取り金額を知るための5つのステップ
ステップ1:取得費の把握(買った時の総費用)
取得費というのは、マンションを手に入れるためにかかった費用の総額です。
- マンション購入価格:2,380万円
- 購入時の諸経費:約50万円 (仲介手数料、登記費用、固定資産税清算金など)
- 合計取得費:2,430万円
この数字、とても重要なので覚えておいてください。
ステップ2:売却経費の計算
マンションを売る時にも、様々な経費がかかります。
- 仲介手数料
- 登記費用(抵当権抹消費用など)
- 印紙税
- 売却経費合計:約110万円
ただし、管理費・修繕積立金や固定資産税の日割り清算金は買主から戻ってきます。
ステップ3:譲渡所得(利益)の算出
いよいよ利益の計算です。
譲渡所得 = 売却価格 – 取得費 – 売却経費
3,080万円 – 2,430万円 – 110万円 = 540万円
この540万円が課税対象となる利益です。
ここで重要!あなたの売却タイミングは大丈夫?
実は、マンション売却を考えている方は、まず今の査定額を知ることが大切です。なぜなら、マンション価格は日々変動しているから。
特に、稲沢市の不動産市況の見通しでもお伝えしているように、現在の市場は転換期を迎えている可能性があります。
「でも、査定って面倒じゃない?」と思われるかもしれません。
実は、稲沢あんしん不動産の無料査定フォームなら、24時間いつでもお申し込み可能です。売却を急いでいない方も、まずは今の価値を知っておくことで、ベストなタイミングを逃さずに済みます。
また、より詳しい売却の流れについては、マンション売却の流れを完全解説の記事も参考にしてください。
ステップ4:税金の計算(ここがポイント!)
さて、540万円の利益に対する税金ですが、所有期間によって税率が変わります。
税率の違い
- 5年以下(短期譲渡所得):約40%
- 5年超(長期譲渡所得):約20%
今回は12年所有なので長期譲渡所得となり、税率は約20%です。
540万円 × 20% = 約108万円
「えっ!100万円以上も税金で取られるの?」
そう思われた方、ちょっと待ってください!
3000万円特別控除で税金が0円に!
居住用財産の3000万円特別控除とは?
これは、マイホームを売却した時の税負担を軽減する特例です。
譲渡所得から3000万円を控除できる
つまり、今回の例では: 540万円(利益) – 3000万円(控除) = マイナス
利益が3000万円以下なら、税金は0円になります!
ステップ5:最終的な手取り金額
特別控除を使わない場合
- 売却価格:3,080万円
- 売却経費:110万円
- 税金:108万円
- 手取り:2,862万円
特別控除を使った場合
- 売却価格:3,080万円
- 売却経費:110万円
- 税金:0円
- 手取り:2,970万円
なんと、108万円もの差が出ます!
3000万円特別控除を使うための条件
適用要件をチェック
- 居住用財産(マイホーム)であること
- 住まなくなってから3年以内に売却
- 売却した年の前年・前々年に同じ特例を使っていない
- 親族間の売買でないこと
これらの条件を満たせば、特別控除が使えます。
重要な注意点:住み替えの方は要注意!
住み替えで新しい家の住宅ローン控除を使う場合、3000万円特別控除とはどちらか一方しか選べません。
どちらが得かは計算が必要なので、必ず専門家に相談してください。
これは意外と不動産会社でも勘違いしている方がいるので、要注意です。
税金を払わない人と払う人の違い
税金を払わない人の特徴
- ✅ 自己居住用のマンションを売却
- ✅ 3000万円特別控除の要件を満たしている
- ✅ 確定申告をきちんと行う
税金を払う人の特徴
- ❌ 投資用マンションの売却
- ❌ 特例の要件を満たしていない
- ❌ 確定申告を忘れてしまう
売却成功のための次のステップ
1. まずは現在の査定額を確認
10年前に購入されたマンションをお持ちの方は、一度計算してみる価値があります。
特に住み替えを検討されている方は、事前に詳しい計算をしておくことで、次の住宅購入計画もスムーズに進められます。
2. 必要書類の準備
売却を検討される際は、【警告】不動産売却の必要書類、まさか紛失?でもお伝えしているように、早めの書類準備が大切です。
特に確定申告に必要な書類:
- 売買契約書(購入時・売却時)
- 領収書関係
- 住民票
3. 確定申告を忘れずに
税金が0円になる場合でも、確定申告は必須です。翌年の3月15日までに必ず申告しましょう。
まとめ:あなたのマンション売却を成功に導くために
今回のポイントをまとめます。
✅ 売却価格がそのまま手取りにはならない
✅ 3000万円特別控除を使えば税金が0円になる可能性大
✅ 住み替えの場合は住宅ローン控除との選択制
✅ 確定申告は必ず必要
マンション売却は、タイミングと戦略が重要です。
特に10年前後前に購入された方は、今が売り時かもしれません。
ただし、税金の計算や控除の適用は個人によって異なります。
「自分の場合はどうなるの?」と思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。
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