家を売る前のリフォームは必要?稲沢市・一宮市の不動産プロが教える3つの真実

家を売る前のリフォームは必要?稲沢市・一宮市の不動産プロが教える3つの真実
「築20年以上の家だから、リフォームしないと売れないのかな…」
「不動産会社にリフォームを勧められたけど、本当にその分高く売れるの?」
こんなお悩みを抱えていませんか?
こんにちは、稲沢あんしん不動産の佐藤です。
先日、築23年の一戸建ての売却相談で、まさにこのような質問をいただきました。1年前に別の不動産会社さんから「リフォームをした方が早く売れますよ」と言われて迷っているというお話でした。
今回は、不動産業界28年の経験から、**「家を売る前のリフォームは必要なのか」**という疑問に、はっきりとお答えします。
結論:リフォームはしなくていいんです
はい、先に結論をお伝えします。
一般の方がお家を売る場合、原則リフォームは必要ありません。
「えっ、でも古い家のままで本当に売れるの?」
そう思われる気持ち、よくわかります。実際、見た目が良くなれば第一印象は確実に良くなりますし、「リフォーム済み」という付加価値もつきます。他の不動産会社さんがリフォームを勧める理由も理解できます。
でも、私が長年の経験から学んだことは、リフォームには大きなリスクが潜んでいるということなんです。
リフォームをおすすめしない3つの理由
理由1:リフォームしても売れる確証がない
これが一番重要なポイントです。
私自身、物件を買い取ってリフォームして販売したことが何度もあります。正直に申し上げると、リフォームした分が価格に反映されなかった経験も少なくありません。
例えば、200万円かけてリフォームしても、結果的に150万円しか価格に上乗せできなかった…なんてことも。もちろん高く売れることもありますが、確実ではないんです。
理由2:購入者の好みに合わない可能性
実は、これも見落としがちな重要ポイントです。
先日も、綺麗にリフォームしたばかりの物件をご案内した際、お客様から「この壁、取っ払えますか?」と聞かれて、内心「せっかく綺麗にしたのに…」と思ったことがありました。
買う人それぞれに理想の住まいのイメージがあります。あなたが良かれと思ってしたリフォームが、購入者にとっては「自分好みじゃない」となる可能性があるんです。
理由3:時間と費用のリスクが大きい
今は物価高で、リフォーム費用も1年前と比べてかなり上がっています。
しかも、工事期間中は売却活動ができません。100万円、200万円、場合によっては300万円かけても、その分を回収できる保証はないんです。
築22年の家に何百万もかけるより、その予算は次の住まいに使った方が賢明だと思いませんか?
じゃあ、何もしなくていいの?いえ、やるべきことはあります
「リフォームしなくていい」と言っても、何もしないわけではありません。費用対効果の高い方法があるんです。
1. プロのハウスクリーニングで印象アップ
一戸建てだと費用はかかりますが、それでもリフォーム費用の何十分の一で済みます。
古くても**「綺麗に使っている」「大事にしている」**という印象は、購入者にとって大きなプラスポイントになります。
2. 気になる部分だけリペア(部分補修)
例えば、南側の掃き出し窓付近の床の日焼け。これ、稲沢市や一宮市の物件でよく見かけます。
こういった明らかに気になる部分だけをリペアするのは効果的です。全面張り替えではなく、部分的な補修で十分なんです。
なぜこの方法が良いのか?購入者の心理から考える
実は、中古住宅を探している方の多くは予算ギリギリで探しています。
2,500万円が予算なら、2,500万円までの物件で検索するんです。諸費用を含めると予算オーバーになりがちですが、せっかく見に来てもらっても「リフォームが必要で予算的に厳しい…」となっては購入を躊躇されてしまいます。
だからこそ、「このまま使える」という安心感を与えることが大切なんです。
中盤の大切なお知らせ:あなたの家の価値、気になりませんか?
ここまで読んでいただいて、「うちの家、リフォームなしでいくらで売れるんだろう?」と思われた方もいるのではないでしょうか。
実は、適正な価格設定こそが、リフォーム以上に重要なポイントなんです。
稲沢あんしん不動産では、28年の経験を活かした無料査定を行っています。リフォームの必要性も含めて、あなたの状況に合わせたベストな売却プランをご提案します。
また、売却以外のご相談(相続や空き家のことなど)も承っています。
契約不適合責任への注意点
ただし、一つだけ注意していただきたいことがあります。
不動産売買には「契約不適合責任」というものがあります。これは、「問題ありません」と言って引き渡した部分については、引き渡し後3ヶ月間、売主に保証のような義務が生じるというものです。
ですから、壊れている部分があれば、正直に伝えておく必要があります。最初から「ここは不具合があります」と伝えて買っていただく分には保証しなくて良いのですが、不具合が多すぎると買ってもらえなくなる…というジレンマもあります。
このあたりの判断は、経験豊富な不動産会社と相談しながら進めることが大切です。
関連記事:【マンション売却】引き渡し後にクレーム請求される前に!付帯設備表で契約不適合責任を免れろ!
最重要ポイント:本当に大切なのは不動産会社選び
「でも、現状のままで本当に売れるの?」
はい、売れます。ただし、工夫と戦略が必要です。
清掃やリペアももちろん大切ですが、それ以上に重要なのは任せる不動産会社選びです。
こんな不動産会社を選んでください
✅ あなたの不動産のためだけにリソースを割いてくれる会社
✅ 一緒に「どうやったら売れるか」を考えてくれる会社
✅ 良いところも悪いところも理解した上で、戦略を立ててくれる会社
不動産は2つと同じものはありません。築年数や立地条件、それぞれに個性があります。それを理解せず、ただ物件を並べているだけでは、なかなか売れません。
あなたの不動産を特別扱いしてくれる不動産会社を探すことが、成功への近道なんです。
関連記事:だから売れない あなたを「特別扱い」にしない従来型の不動産販売手法の限界
まとめ:リフォームより大切なこと
今回のポイントをまとめると:
リフォームはしなくて良い理由
- リフォームしても高く売れる・早く売れる確証がない
- 購入者の好みに合わない可能性がある
- 時間と費用のリスクが大きい
代わりにやるべきこと
- ハウスクリーニングで印象アップ
- 必要に応じて部分的なリペア
- 適正価格での売り出し
- 信頼できる不動産会社選び
稲沢市・一宮市で28年、私は多くの売主様と一緒に歩んできました。リフォームに大金をかけるより、その予算は次の住まいのために取っておいてください。
現状のままでも、適正な価格設定と戦略的な販売活動があれば、必ず売れます。
大切なあなたの不動産を、私たちと一緒に良い条件で売却しませんか?
稲沢あんしん不動産では、伴走型サポートで、あなたの不動産売却を全力でお手伝いします。
まずは無料査定から、お気軽にご相談ください。
稲沢あんしん不動産 代表 佐藤高樹
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