【知らなかった!】国府宮神社と真清田神社の意外な関係性|稲沢・一宮の歴史

真清田神社と国府宮神社の関係を紹介するタイトル画像。左に真清田神社、右に国府宮神社の写真。中央に「稲沢・一宮の歴史が生んだ、意外な関係性」のテキスト
国府宮神社と真清田神社の意外な関係をまとめた横長インフォグラフィック。国司の神社めぐりから総社システム、両神社の役割まで全体像を図解
国司の神社めぐりの負担から生まれた「総社システム」と、真清田神社・国府宮神社それぞれの役割
国府宮神社と真清田神社の意外な関係をまとめた縦長インフォグラフィック。問題・解決策・関係性のまとめを縦に配置
尾張国の参拝順序から総社システムの誕生、そして神社参拝の本当の意味まで

こんにちは、稲沢あんしん不動産の佐藤です。

今日は少し趣向を変えて、私たち稲沢・一宮エリアの歴史についてお話ししたいと思います。

実は先日、一宮七夕祭りのブログを書いていた時に、 ふと疑問が湧いてきました。

真清田神社と国府宮神社の関係について問いかけるスライド。愛知県の地図上に2つの神社の位置をマーキング
愛知県の一宮市と稲沢市に鎮座する、地域を代表する二つの有名な神社

「真清田神社と国府宮神社って、どんな関係なんだろう?」と。

稲沢で不動産業をしている私も、 正直なところ詳しく知りませんでした。

せっかく調べたのですが、 知らないことが色々ありました。

せっかくなので、 今回はその調べた内容をブログに書いておこうと思います。

興味がある方はどうぞ。

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現代人が誤解している「神社」の本当の姿

昔の神社と現代のイメージを比較したスライド。現代は「お願いごとをする場所」、平安時代は「政治と密接に結びついた国の重要拠点」
現代の「お願いごとをする場所」というイメージは、実は後世のもの

まず、私たちが普段思っている「神社」のイメージと、 昔の神社の役割は全く違うということをお話しします。

現代の私たちは神社というと

  • 神様がいて、お願いごとをする場所
  • スピリチュアルな聖域
  • 個人的な信仰の場

こんなイメージを持っていますよね。

でも実は、平安時代の神社は

  • 政治と密接に結びついた重要な場所
  • 国司(地方官)が公務として参拝する場所
  • 地域の有力者との関係を築く拠点

つまり、現代人が思う「純粋な信仰の場」とは違って、 政治的な役割も大きな場所だったんです。

国司(こくし)って何?現代で言う県知事のような存在

平安時代の国司のイラストと説明。朝廷から派遣されたエリート役人で、任期は約4〜6年。主な仕事は税の徴収、裁判、神社の管理
国司は朝廷から地方に派遣されたエリート役人。税の徴収、裁判、神社の管理が主な仕事でした

ここで重要な登場人物が「国司」です。

国司とは、 平安時代に朝廷(天皇)から派遣された地方官で、 現代で言うところの県知事のような存在でした。

  • 京都から赴任してくる単身赴任者
  • 任期は約4〜6年
  • 主な仕事:税の徴収、裁判、神社の管理

一宮・二宮・三宮システムって何?

国司の神社参拝の目的を図解したスライド。神のご加護、地元豪族との関係づくり、地域把握の3つの意味合いがあった
神社参拝は単なる信仰ではなく、地域の神と豪族への挨拶という政治的な意味合いが強かった

国司の重要な仕事の一つが「神社参拝」でした。

でもこれは現代人が思うような信仰心からではありません。

当時は「神様の力で国を治める」という考え方があり、 地元の有力神社にお参りすることは国司の重要な公務でした。

これには複数の意味がありました

  • 神のご加護(宗教的側面)
  • 地元豪族との関係づくり(政治的側面)
  • 地域把握(実務的側面)
一宮・二宮・三宮の参拝順序を階段状に図解。一宮(真清田神社)、二宮(大縣神社)、三宮(熱田神宮)の順で格式が決まっていた
「一宮」とは、その地域で最も格式が高い神社に与えられる称号です

これは単なる信仰ではなく、地域の神(と豪族)への挨拶であり、政治的な意味合いが強いものでした。

国司は着任後、決められた順番で神社を回る必要がありました

  • 一宮(Ichinomiya):真清田神社
  • 二宮(Ninomiya):大縣神社
  • 三宮(Sannomiya):熱田神宮

「一宮」とは、その地域で最も格式が高い神社に与えられる称号です。

これが「一宮・二宮・三宮システム」です。

一宮市の名前の由来は、まさにこの「尾張国一宮」である真清田神社があることから来ています。毎年7月に開催される一宮七夕まつりも、この真清田神社を中心に行われる大きなお祭りです。

国司の本音「全部回るの面倒くさい…」

困った表情の国司と尾張国の地図。真清田神社、大縣神社、熱田神宮を順番に回る経路が点線で示されている
尾張国は広く、すべての大社を順番に回るのは多忙な国司にとって大きな負担でした

ところが実際問題、国司にとってこの神社巡りは大変でした。

尾張国(現在の愛知県西部)は広く、 すべての大社を順番に回るのは時間も手間もかかります。

多忙な国司にとって、 この神社巡りは大きな負担でした。

そこで考え出されたのが 「総社システム」でした。

総社=神社参拝の効率化システム

総社システムの説明図。一宮・二宮・三宮の鳥居が赤い矢印で一つの大きな総社に集約される様子を図解
国内の主要な神社の神々を一箇所にまとめて祀った神社。国府(当時の役所)の近くに建てられました

総社とは、国内の神々(一宮、二宮、三宮など)を一箇所にまとめて祀った神社のこと。

国府(当時の役所)の近くに建てられました。

総社導入前後の比較図。BEFORE(従来)は困った顔の国司が複数の神社を回る図、AFTER(総社導入後)は笑顔の国司が総社1ヶ所に参拝する図
この画期的なシステムにより、国司は公務を効率的にこなせるようになりました

つまり

  • BEFORE(従来): 一宮→二宮→三宮→その他…と順番に回る(大変そうな国司の顔)
  • AFTER(総社導入後): 総社1ヶ所だけお参りすれば完了(笑顔の国司)

この画期的なシステムにより、国司は公務を効率的にこなせるようになりました。

これが国府宮神社の重要な役割の一つでした。

ただし、これは単純な効率化だけでなく、 地域の神々の統合管理という 政治的・宗教的な意味合いも持っていました。

日本は昔から神様がたくさんいますからね。

真清田神社と国府宮神社の関係性

真清田神社と国府宮神社の関係性を比較したスライド。真清田神社は「格式の象徴」、国府宮神社は「実務の拠点」として対比
真清田神社は「格式の象徴」、国府宮神社は「実務の拠点」という異なる役割を担っていました

整理すると

真清田神社(一宮市)

真清田神社御本殿拝殿に飾られた色とりどりの七夕短冊-昭和32年竣工の伊勢神宮下賜古材使用建物
一宮七夕まつり期間中の真清田神社御本殿・拝殿。昭和32年竣工、伊勢神宮下賜古材使用の格式高い建物に色鮮やかな七夕短冊が飾られている。
  • 尾張国一宮
  • 役割:格式の象徴(Symbol of Status)
  • 本来、国司が最初に参拝すべき最高位の神社。

国府宮神社(稲沢市)

国府宮神社-大鏡餅奉納-稲沢あんしん不動産
国府宮神社-大鏡餅奉納-稲沢あんしん不動産 (1)
  • 尾張国総社
  • 役割:実務の拠点(Hub of Function)
  • 国司が効率的に公務を行うための政治的・実務的な中心。

つまり:

  • 真清田神社 = 格式の象徴
  • 国府宮神社 = 実務の拠点

国府宮神社一つで、ほかの神社も回ったことにする という説明を聞いて 「えっ!神様の扱いって、そんな雑でいいの?」 と思われたかもしれませんが 神社の存在が、昔と今の私たちの理解とでは ちょっと違うんですね。

国府宮神社は現在も、はだか祭(儺追神事)で全国的に有名です。毎年冬に行われるこのお祭りは、尾張地方を代表する伝統行事として多くの参拝者が訪れます。

「神様」の正体は土地のパワー

国府宮神社の祭神「尾張大国霊神」の正体を解説。土地そのものの霊力を神として崇めたイメージを川と大地のイラストで表現
人々が土地に感謝し、畏敬の念を込めて神と崇めたものでした

さらに興味深いのが、 これらの神社で祀られている「神様」の正体です。

国府宮神社の祭神「尾張大国霊神(おわりおおくにたまのかみ)」は、人格を持った神様ではありません。

その正体は、尾張の土地そのものが持つ力(霊力)です。

人々が土地に感謝し、畏敬の念を込めて神と崇めたものなのです。

これは現代人が思う「人格を持った神様」とは全く違います。

土地への感謝と畏敬の念を表したものなんですね。

神社参拝の本当の意味

神社参拝の本来の意味を示すスライド。×印で「○○が叶いますように」というお願い、○印で「この土地で生活させていただき、ありがとうございます」という感謝を対比
本来の参拝は、お願い事(要求)をするのではなく、感謝を伝える行為だった

この理解を踏まえると、神社参拝の本当の意味が見えてきます。

現代の参拝(お願い): ❌「○○が叶いますように」

本来の参拝(感謝): ⭕「この土地で生活させていただき、ありがとうございます」

私も稲沢で不動産業を営んでいますが、 国府宮神社へのお参りは

「この土地で商売させてもらって、ありがとうございます」

という感謝の気持ちを伝えに行くことなんだと、 知ってはいましたが、 改めて理解を深めました。

国府宮神社では年間を通じて様々な行事が行われています。夏には除疫祭並輪くぐり(茅の輪くぐり)、春には桜まつり、正月には大鏡餅奉納大鏡餅餅切始、そして盆踊り大会馬まつりなども開催されています。

また、国府宮神社の参道では、いなざわ植木まつり・グリーンマルシェ全国陶器まつり稲沢まつりなども開催され、地域の賑わいの中心となっています。

まとめ:稲沢・一宮エリアの奥深い歴史

真清田神社と国府宮神社の関係性まとめスライド。4つのポイントをアイコン付きで整理
昔の神社は政治の重要拠点。真清田神社は格式のトップ、国府宮神社は実務の中心でした

今回調べてみて分かったのは

昔の神社は政治の重要拠点だった。

  1. 真清田神社は格式のトップ(一宮)。
  2. 国府宮神社は実務の中心(総社)。
  3. 神とは土地の力であり、参拝は感謝を伝える行為。
神社の鳥居と森を描いた風景イラスト。「地域の歴史を知ると、街がもっと面白くなる」のメッセージ入り
稲沢・一宮エリアは、古代から続く政治・行政の重要な拠点でした

稲沢・一宮エリアは、古代から続く政治・行政の重要な拠点でした。 私たちの足元に眠る深い歴史に、これからも想いを馳せてみませんか。

稲沢市では、国府宮神社以外にもあじさいまつりいなざわ梅まつりサンドフェスタ、秋にはそぶえイチョウ黄葉まつりなど、四季折々のイベントが開催されています。こうした伝統行事やイベントの豊富さも、稲沢市の魅力の一つです。

私が、これまでの経験を活かして 稲沢で開業し、 国府宮神社から徒歩1分という立地を選んだのも、 もしかすると「土地の力」に導かれたのかもしれません。(そんな訳はないですね。と突っ込まれますね!)

調べてみて、 なんとなく分かってたような分かってないような 真清田神社と国府宮神社の歴史的な関係が やっと少し理解できました。

国府宮神社と真清田神社の意外な関係をまとめた横長インフォグラフィック。国司の神社めぐりから総社システム、両神社の役割まで全体像を図解
国司の神社めぐりの負担から生まれた「総社システム」と、真清田神社・国府宮神社それぞれの役割
国府宮神社と真清田神社の意外な関係をまとめた縦長インフォグラフィック。問題・解決策・関係性のまとめを縦に配置
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