【お客様インタビュー】築11年マンションを29日で売却!Y様が語る稲沢あんしん不動産を選んだ理由
こんにちは、稲沢あんしん不動産の佐藤です。
今回は、稲沢市内のマンションを相続されたY様に、売却のきっかけから成約に至るまでの経緯をお話しいただきました。
お父様を亡くされてから3年、空き家になっていたマンションを売却することを決意されたY様。
大手不動産会社ではなく、当社のような地元の小さな不動産会社を選んでくださった理由、そして販売開始からわずか29日で購入申し込みに至るまでの道のりを、リアルな声でお伝えします。
マンションの売却を考えている方、特に相続で取得したマンションの売却を検討されている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
売却されたマンションの概要
まず、今回Y様が売却されたマンションについて、プライバシーに配慮しながら概要をご紹介します。
今回売却されたマンション
- 所在地:愛知県稲沢市内
- 最寄り駅:JR東海道本線「稲沢」駅 徒歩10分圏内
- 間取り:4LDK
- 専有面積:90㎡台
- 築年月:築11年
このマンションは、JR稲沢駅から徒歩圏内の好立地にあり、名古屋駅へのアクセスも良好です。
4LDKで90㎡台という広さは、ファミリー層に人気の間取りです。
築11年で、丁寧に使用されており、築年数を感じさせない美観を維持していました。
Y様のプロフィール
Y様は、お父様が住まれていたこのマンションを相続されました。
お父様が亡くなられてから約3年が経過し、その間マンションは空き家の状態に。
管理費や修繕積立金の支払いが続く中、3年という節目を迎えたことをきっかけに売却を決意されました。
片付けには相当な時間と労力を要されましたが、私が初めて訪問した時には、室内は既に綺麗に片付けられ、清掃も完了していました。
この事前準備の徹底さが、後の早期売却成功につながる重要なポイントとなりました。
インタビュー:Y様に5つの質問
それでは、Y様へのインタビューをお届けします。
リラックスした雰囲気の中、率直なお気持ちをお話しいただきました。

質問1:今回のマンション売却を考え始めたきっかけを教えてください
Y様:
父が亡くなって空き家になっていたので、当然そのまま持っていれば管理費や修繕費もかかります。3年経つ時期になって、早くも売却しておかないとと思って考え始めました。
佐藤:
なかなか片付けとか大変だったですか?
Y様:
そうですね。亡くなって1年2年ぐらいはもうそのまま、片付ける気力もなかったので置いていたんですけれども、さすがにもう3年経つ頃になってくる時はもうそろそろ片付けてっていうことで。
佐藤:
私が行った時はもう綺麗でしたもんね。もう全くあの荷物とかもなくって。
Y様:
はい。
【補足説明】相続マンションの管理費用について
マンションを相続した場合、たとえ誰も住んでいなくても、毎月の管理費と修繕積立金の支払いは続きます。
一般的なマンションの場合、管理費と修繕積立金を合わせると、月2万円〜3万円程度の負担になります。
年間にすると24万円〜36万円以上の出費になるため、この負担が売却を決断する大きな理由となります。
さらに、マンションによっては駐車場代も発生するため、空き家でも年間30万円以上の固定費がかかるケースも少なくありません。
稲沢市や一宮市のマンションでは、管理費と修繕積立金の合計が月2万円台が相場ですが、3万円を超える物件は購入検討者から敬遠される傾向があります。
相続したマンションを売却するタイミングは、このような固定費の負担も考慮する必要があります。
関連記事:【マンション売却】住みながら売る?空き家にしてから売る?ベストなタイミングと成功の秘訣

質問2:数ある不動産会社の中で、稲沢あんしん不動産に依頼しようと思った決め手は何でしょうか?
Y様:
まあ、大手の不動産屋さん、数多くはあるんですけれども、元々自分でホームページで、何を購入するにしても自分でホームページを調べて、何かこだわってるところがあればそういうところで品物を買ったりとかお願いしたりしたいっていう思いがあったので。
今回も地元で何かこだわってこういった業務に取り組んでるところはないかっていうことで探して見つけたのが稲沢あんしん不動産で。
佐藤:
YouTubeとかブログとかは見ていただいたんじゃないですか?
Y様:
はい。はい。
佐藤:
多分最初にお会いした時に、なんかちょっと変わった、変わったことやってるなみたいな、そんな感じのこと言ってませんでしたっけ?
Y様:
はい。
【補足説明】大手と地元の不動産会社の違い
不動産会社を選ぶ際、多くの方が「大手の方が安心なのでは?」と考えられます。
しかし、Y様が地元の当社を選んでくださった理由には、重要なポイントがあります。
大手不動産会社の特徴:
- 多くの売却物件を同時に抱えている
- その中の一部が売れればという考え方
- 担当者が頻繁に変わることがある
- システマティックな対応が中心
稲沢あんしん不動産の特徴:
- 扱う物件数を限定(月2〜3件程度)
- 1件1件に時間とリソースを集中
- 代表である私が最初から最後まで担当
- 伴走型の密着サポート
Y様がおっしゃった「こだわってるところ」というのは、この違いを見抜いてくださったのだと思います。
YouTubeやブログで情報発信している不動産会社は、まだそれほど多くありません。
私は28年の経験と知識を惜しみなく公開し、お客様が納得して選択できる環境を作ることを大切にしています。

質問3:売却活動を進める中で印象に残っていることはありましたか?
Y様:
そうですね。最初から最後まで常に、寄り添って、サポートしますっていうところを最初に説明していただいてたので、その通り寄り添っていただいたと思ってます。
佐藤:
ありがとうございます。寄り添います。はい。ちゃんと伴走させていただきました。
Y様:
はい。そうですね。短かったですもんね。
佐藤:
でも、清掃とか、私をお願いしたキッチンの蓋とかああいうのとか、あと長期修繕計画とか書類とかも用意してくださいとかお願いしましたら、もうすぐやっていただいたっていうのも、本当案内していて私助かったなっていう印象がありましたね。
【補足説明】売却準備で重要な3つのポイント
Y様の売却が29日という短期間で成功した背景には、事前準備の徹底がありました。
1. 室内の清掃と片付けの徹底
購入検討者が内見(お部屋を見学すること)に来られた際、第一印象は非常に重要です。
Y様は私が訪問する前に、既に室内を完璧に片付け、清掃も完了されていました。
これにより、内見者に「大切に使われていた物件」という好印象を与えることができました。
2. 売却前の小さな工夫
私からY様に3つの提案をさせていただきました。
費用はそれほどかからない範囲で、内見時の印象を良くするための工夫です。
例えば、キッチンの蓋(排水口のカバー)を新しくするなど、細かい部分ですが購入検討者の目に留まるポイントです。
Y様はこれらの提案を販売開始前までに全て実行してくださいました。
3. 必要書類の準備
マンション売却には、以下のような書類が必要です:
- 管理規約:マンションのルールブックのようなもの
- 長期修繕計画:今後10年、20年でどんな工事が予定されていて、いくらかかるかという計画書
- 定期総会の資料:マンション管理組合の年次報告書
特に長期修繕計画は、手元にない方も多く、管理会社に連絡して取り寄せる必要があります。
少し手間がかかりますが、これがあると購入検討者に「このマンションは計画的に管理されている」という安心感を与えることができます。
私はマンション管理士としてマンション管理組合のコンサルティングも行っているため、資料さえあれば根拠を持って管理状態を説明できます。
Y様がすぐに対応してくださったおかげで、内見時に管理状態を詳しく説明でき、購入検討者の信頼を得ることができました。
関連記事:【マンション売却】引き渡し後にクレーム請求される前に!付帯設備表で契約不適合責任を免れろ!

質問4:購入申し込みをいただいて売却が決まった瞬間は、どんなお気持ちだったでしょうか?
Y様:
購入申し込みをいただいた日が、父のちょうど亡くなった日の誕生日の日だったのもあって、すごくいいタイミングで決まったなっていうのと、多分こういう風に不動産の売却をお願いしたこととか、全てが多分間違いなかったのかなと思いました。
佐藤:
29日でしたね。早い。本当に1ヶ月を超える前で本当にですね。今回の場合は他社さん(他の不動産会社)につけてもらって購入申し込みをもらってっていう風でですね、本当あの方が協力いただいてうまくいったんですけど。
でもそうですよね。お父様のちょうど誕生日っていう風におっしゃられて、本当にもう絶妙なタイミングでしたね。
Y様:
そうです。
【コラム】運命のタイミング
不動産の売却には、時として不思議なタイミングがあります。
Y様の場合、お父様の誕生日に購入申し込みが入ったという出来事は、偶然とは思えない何かを感じさせます。
3年間、空き家として管理してきたマンション。
片付けに踏み切れなかった時期を経て、ようやく売却を決意し、そして販売開始からわずか29日。
お父様の誕生日という特別な日に、次の住まい手が見つかりました。
「全てが間違いなかった」というY様の言葉には、お父様も喜んでくださっているのではという思いが込められているように感じました。

質問5:これから売却を考えている方へのメッセージを一言お願いします
Y様:
不動産売却に限らず何でもそうなんですけれども、自分で考えて悩んで時間かかるよりは、最初にプロの方に相談してそこから考え始めればいいと思うので。
そういう意味では、とにかくまず最初にすぐ電話して聞いてみるっていうので、1回会って話をすれば、「この人だったら任せたいな」っていう思いになればその時任せればいいと思うんで。
稲沢あんしん不動産は、本当安心して任せられる方だったなっていう風に思います。
佐藤:
ありがとうございます。そうですね。もう本当にありがとうございます。
本日はインタビューにご協力いただきましてありがとうございました。
本当に無事にここまで来て本当に私も本当ほっとしてます。
色々そうですよね。最初来た時にYouTubeとか見てきたっていう風に言われて、このプレッシャーを感じながら「期待に沿えるようにやります」っていう風にお話したと思うんですけど、その期待に答えられて本当に安心しています。
Y様:
ありがとうございました。
売却プロセスの詳細解説:29日間の全記録

ここからは、Y様のマンションが販売開始から購入申し込みまで、どのような流れで進んでいったのかを、時系列で詳しくご説明します。
この「売却プロセス管理表」は、私が全ての売却案件で作成しているもので、Y様にも定期的に共有していました。
8月24日(日):初回面談
Y様が事務所に来てくださり、短い時間でしたが売却のご希望などをお伺いしました。
8月26日(火):室内確認
日を改めて実際のお部屋を拝見させていただきました。
この時には既に、荷物も片付け終わっており、清掃も完了していました。
ここで私から、販売スタート時に購入検討者の内見時の印象をさらに良くするための工夫を3つほど提案しました。
費用はそれほどかからない範囲の内容です。
また、マンションの資料の取り寄せもお願いしました。
管理規約は手元にあったのですが、分譲マンションの場合、長期修繕計画と定期総会の資料も必要です。
これが手元になかったため、管理会社に連絡していただき、取り寄せをお願いしました。
9月8日(月):専任媒介契約スタート・室内再撮影
【専任媒介契約とは】
不動産の売却を依頼する際の契約形態の一つです。
売主(Y様)が1社の不動産会社(稲沢あんしん不動産)だけに売却を任せる契約で、不動産会社は2週間に1回以上の報告義務があります。
他の契約形態に比べて、不動産会社が積極的に売却活動を行うメリットがあります。
この日、Y様が提案内容を全て実行してくださったため、改めて室内の撮影を行いました。
9月9日(火):販売活動開始
- ホームページへの掲載
- 不動産ポータルサイト(SUUMO、アットホームなど)への掲載
- ショート動画(YouTube、Instagram、TikTok)の投稿
9月11日(木):中部圏不動産流通機構(REINS)に登録
【REINSとは】
Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)の略で、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営する、不動産会社専用の物件情報ネットワークです。
REINSに登録することで、稲沢あんしん不動産以外の不動産会社も、自社のお客様にY様のマンションを紹介できるようになります。
つまり、全国の不動産会社のネットワークを活用して、より多くの購入検討者にアプローチできる仕組みです。
専任媒介契約の場合、契約から7日以内にREINSへの登録が義務付けられています。
【販売戦略】最初の1週間が勝負
私は販売活動において、最初の1週間を非常に重要視しています。
月曜日にスタートしたら、その週末(土日)に反響(問い合わせ)が得られることを目標に、持っている時間と資源を集中させて仕掛けをするというイメージです。
ホームページ・不動産ポータルサイト・REINS
これらをスピード感を持って一気に公開しました。
ショート動画の活用
今回、物件紹介のショート動画も作成しました。
写真も大事ですが、動画はお部屋の空気感、立体感がより伝わります。
私はYouTubeチャンネルを運営しているため、自分で編集できるので小回りが利きます。
普通に業者に頼むとまあまあお金がかかりますが、この辺りは私のサービスです。
ショート動画の強み
ショート動画の良いところは、具体的に探しているわけでなくても「興味を持っているだろう」という人のところに自動でレコメンド表示してくれることです。
例えば、
- 稲沢市のマンションで検索したことがある人
- 似たようなマンションのショート動画を見たことがある人
のところに自動的に「この動画は興味あるんじゃないですか?」と届けてくれます。
つまり、今探している人だけでなく、まだ探し始めていないけど将来的な興味を持ちそうな潜在的なお客様にも届くのです。
これは今の時代の強みです。
昔は新聞チラシが広告のメインでしたが、今はSNSですね。
今後ますます重要になります。
【価格設定の考え方】売主様の希望を尊重
この売却スタート時の金額ですが、Y様と相談して、まずはY様のご希望の価格でスタートしようということになりました。
私は売る方の気持ちをなるべく尊重しようと考えています。
ただし、大幅に相場からずれる場合はOKはしていません。
今回の場合は、市場の反応を見ながら必要に応じて調整していきましょうとお伝えし、ご理解いただいた上でスタートしています。
ここは本当に常にそうですが、売られる方の納得感が重要です。
Y様も理解していただき、納得感を得ていただきながら進めることが、信頼関係を構築できる肝だと思っています。
9月12日(金):近隣チラシポスティング
周辺エリアにチラシを配布しました。
1週目の結果:内見2組
9月14日(日)と9月中旬に、合計2組の内見がありました。
しかし、残念ながら購入には至りませんでした。
2週目の結果:内見0組
この週は内見の予約が入りませんでした。
【市場動向の共有】他の不動産会社がやらないこと
ここで重要なのが、私が常に工夫していることです。
「他の不動産会社がやらないことで、何かうまくできないかな」ということを常に考えています。
その中で、売られる方との報告業務があります。
普通の不動産屋さんですと、専任媒介契約なら2週間に1回、
「問い合わせがありました/ありませんでした」
「内見がありました/ありませんでした」
ぐらいの話なんです。
ただ、私も長い間やっていて、それだけではなかなか売られる方も情報が少なすぎて、ご自身の状況が判断つかないのが実際です。
そこで、今回の場合でしたら以下の内容を送っていました。

9月22日:稲沢市中古マンション市場レポート
これは稲沢市全体の、今売り出されているマンションの情報です:
- 総販売戸数:現在売りに出ているマンションの全体の数
- 新規公開:その週で新たに売り出されたマンション
- 販売終了:売れたマンション
- 値下げ:価格を下げたマンション
例えば、総販売戸数が64戸で、1週間前は63戸だから、全体で1戸増えています。
これで稲沢市内のマンションがまずどういう状況かを把握していただきます。
新規で出てきた物件を見ると、当然競合するマンションが出てきた/出てこないですね。
この辺りも事前に情報を用意していて、「この周辺のマンションも検討するかもしれませんね」というところで、常にアンテナを張る形にしていました。
「そういうマンションを検討する人が出てきたら、こっちに引き寄せたい」と。
売れたマンションも重要な情報です。
値下げのマンションも分かると、全体の中でご自身のマンションがどういう状況かが理解しやすいと思います。
情報共有の目的
こういったことを情報共有して、売れていなかった場合の原因が、
- 仲介業者(不動産会社)が働いていないのか
- それとも市場の状況にあなたの物件が合っていないのか
客観的に分かるようにしているんです。
【PV数(ページビュー)の共有】

変わったところでは、このオレンジのグラフです。
今回、専任媒介契約で2週間に1回以上の報告義務がある売却契約形態ですが、今回の場合は1週間ごと、都度連絡を入れていました。
内見の問い合わせがあればもうすぐに連絡を入れて、「いつ内見の予約が入りました」という風に。
定期報告している中で、不動産ポータルサイトの閲覧件数も共有しています。
【PV数とは】
Page View(ページビュー)の略で、ウェブサイトのページが見られた回数のことです。
不動産ポータルサイト(SUUMOやアットホームなど)では、物件ページが何回見られたかが分かります。
今回のY様のマンションがどれだけの人にその日見られているかが、このグラフで分かるんです。
PV数の傾向
公開当初が1番高いんです。
今回ですと、初日で70件ぐらいでしょうか。
時間が経つと、ここがピークでどんどん下がっていくんです。
週末にかけてちょっと上がったりするんですけど、全体で見ると販売期間が長ければ長いほど、どんどんPV数は落ちていきます。
このPV数が上がらないと、内見の数が増えないんですね。
内見につながらないんです。
数字が高いなら関心のある人が多いということで、その中の一定数が内見ということですね。
これが下がってくると、そもそも興味を持っている人がいないので、内見につながらない。
内見がなければ売れようがないんです。
価格変更とか価格の調整をするのであれば、こういったところも根拠にして、納得感を持っていただくための材料にしています。
情報共有の範囲
個別では、こういった細かい入り口のネットのどれだけ見られているかの件数から、全体ではエリアの競合する物件の状況まで、幅広く情報を共有しています。
こういうのも、他の不動産屋さんではたくさん物件を抱えて忙しくて手が回りませんから。
そもそも不動産業界はまだまだアナログで、Webマーケティング的な部分とかなかなか理解している人って少ないですから。
こういうところが強みでやっています。
【内見対応のこだわり】全件立ち会い
内見対応なんですが、これも私にこだわりがあります。
私が内見で立ち会う分には良いんですが、情報は常にオープンにしているので、他社さん(他の不動産会社)の紹介もありがたく受けるようにしています。
もう社会問題になっている「囲い込み」とか考えられないですね。
【囲い込みとは】
不動産会社が、自社で買主を見つけるために、他の不動産会社からの問い合わせを断ったり、情報を隠したりする悪質な行為です。
売主の利益を損なう行為として問題視されています。
早く売ることは、売られる方の期待に答えることになりますので。
一般的な不動産屋さんですと、空き家・空室の場合は鍵の貸出しで「内見してきてくださいね」という対応になるんですけど、私の場合は、不動産業者が間に入っている案内でも全部必ず立ち会うようにしていました。
立ち会いの重要性
やっぱり鍵だけ貸して任せると雑なんです。
扱いがもう本当に雑なんです。
そもそも物件のことよく分かっていないので、当然ですけどね。
これは全て私が立ち会って、その内見が終わるたびに、その場でY様に報告を送っていました。
ちなみにY様とのやり取りはLINEを主に使っていました。
この辺はメールでもお客様に合わせるんですが、LINEですとね、好きな時に見ていただけるんで。
内見時の説明の重要性
この不動産会社さん(他の不動産会社)の内見は、絶対に立ち会って、説明とか伝えないといけないことを伝えた方が良いこと。
デメリットも確実に伝えるようにしています。
後々のトラブルを未然に防げますし、良いところもしっかり伝えることができます。
その結果、他社様からの紹介の内見で成約に結びつきました。
9月27日(土):事務所で打ち合わせ・価格変更
3週間経つ直前で、市場の反応状況を見てY様と相談して価格調整をしました。
Y様と改めて事務所でお話しして、これまでの市場の状況とかネット状況をご説明したところ、すぐにご決断いただきました。
この柔軟な対応が、本当に結果につながったと思います。
価格変更後の動き
価格変更をしたことで、また新たに注目を集めることができました。
不動産ポータルサイトでは、価格変更があると「値下げ」というタグが付き、検索結果でも目立つようになります。
そこからまた内見が盛り上がってきました。
9月29日(月):内見対応 3組目
不動産業者案内で、若いご夫婦の内見がありました。
10月4日(土):内見対応 4組目
住み替えで探している方の内見がありました。
10月5日(日):内見対応 6組目
不動産業者案内で、女性単身の方の内見がありました。
10月6日(月):29日目 購入申し込み
価格変更直後に見ていただいた3組目の方(9月29日に内見)から、購入申し込みが入りました。
他社様がご案内のお客様でした。
お父様の誕生日
この日は、Y様のお父様の誕生日でした。
トータル実績
- 販売期間:29日間(ギリギリ1ヶ月前まで)
- 内見組数:7組
- 成約:3組目の方(他社紹介)
これは本当にY様のご協力があったからこそです。
最初の準備、資料の用意、価格調整の決断、全てにおいてY様が迅速に対応してくださったおかげで、こうしてスムーズに進めることができました。
10月7日(火):内見対応 7組目
実は、購入申し込みが入った後も、1組の内見予約が入っていました。
不動産業者案内で、他のご夫婦の内見がありました。
10月12日(日):売買契約書の事前確認
購入申し込みから約1週間後、売買契約の前に、契約書の内容を事前に確認していただきました。
10月18日(土):売買契約締結
いよいよ売買契約の日です。
Y様と買主様、そして私とお相手の不動産会社の担当者が集まり、契約を交わしました。
10月19日(日):事務所にて契約書と手付金のお渡し
翌日、事務所にて改めて契約書の控えと手付金(契約時に買主から受け取るお金)をY様にお渡ししました。
11月1日(土):お引渡し日の変更連絡
当初の予定から、お引渡し日を調整する必要が出てきました。
11月6日(木):買主様の住宅ローン本承認の連絡
買主様が住宅ローンの本承認を得られたことをご報告しました。
【住宅ローン本承認とは】
買主が金融機関から住宅ローンの正式な承認を得ることです。
売買契約後、買主は金融機関に正式な融資申し込みを行い、審査を受けます。
この審査に通ることを「本承認」と言い、これが得られると、お引渡しに向けて具体的に進めることができます。
11月8日(土):お引渡しの打ち合わせ
お引渡し当日の流れや、必要な準備について打ち合わせを行いました。
11月21日(金):お引渡し(残代金決済)
ついにお引渡しの日を迎えました。
【残代金決済とは】
売買代金から手付金を差し引いた残りの金額を、買主から売主に支払う日のことです。
通常、金融機関で行われ、この日に物件の所有権が買主に移転します。
これを「決済日」や「お引渡し日」と呼びます。
Y様にとっても、お父様の思い出の詰まったマンションが、新しい住まい手に引き継がれる日となりました。
販売期間の重要性:なぜ早く売れたのか
最初の1週間、1ヶ月の節目を重視
私は売却活動において、最初の1週間とか1ヶ月とかの節目を非常に重要視しています。
なぜかというと、今のお客様は大体、「このマンションはいつから売り出されているんですか?」というのを必ず聞いてこられます。
売却開始直後だと自信を持って言えるんです。
「まだ売り始めたばかりです」と。
販売期間が長くなると、分かっていても非常にきつい質問なんです。
そして例えば、これが1ヶ月以上経っていたりすると、今度聞かれる質問が「なんで売れてないんですか?」と聞いてこられるんです。
もうね、本当にそうなってくると負のスパイラルですね。
そういう質問してこられる方で買う人ってあまりいないんですけど。
だから、売却をスタートしたらスピード感を持って進めていかないと、例えば「とりあえず1ヶ月様子を見ましょう」とかあるんですけど、その意味ないですね。
もう2週目、3週目と反響・内見がなかったら、4週目も反響はないわけなんで。
1ヶ月なんか待つ意味ないですね。
納得感のある判断材料の提供
ただ、やっぱりそこは我々はそう分かっていても、一般の方はなかなか分からないんで、そこは納得感を持って判断できる材料を、我々はどうやって提供するかっていうのを常に考えています。
今回、一旦短期間で売れたのは、私がすごいから売れたっていうわけではなくて、Y様のご協力があったからこそなんです。
- Y様が迅速に動いてくださった
- 理解してくださった
- 柔軟に対応してくださった
そして私がやるべきことにリソースを集中して、スピード感を持って購入者を迎える状態を整えた。
この両方が揃ったから、29日で成約ができたんです。
不動産売却は生鮮食品と同じ
不動産の売却って、本当に生鮮食品を扱っているみたいな感じです。
鮮度が大事だし、その不動産の良さ、素材の良さを、いかに早く、いかに正確に伝えられるか。
担当者はあなたの物件のためにリソースを集中させないといけないんです。
だから私は、売却で扱う物件の数を限定しています。
特に最初の1週間は、1つの物件に集中して全力でサポートする。
これが結果的に1番早く、1番高く売れる方法だと、長い経験から確信しています。
そしてその状態で待っていたから、どこからか現れるか分からない購入者をちゃんと迎えて、そして今回売却が成功しました。
関連記事:だから売れない あなたを「特別扱い」にしない従来型の不動産販売手法の限界
まとめ:Y様の売却成功から学ぶ3つのポイント
今回のY様のマンション売却事例から、これから売却を考えている方に知っていただきたいポイントをまとめます。
1. 事前準備の徹底が成功のカギ
Y様は、私が訪問する前に既に室内を完璧に片付け、清掃も完了されていました。
さらに、私からの提案(費用のかからない範囲での工夫)も、販売開始前までに全て実行してくださいました。
また、長期修繕計画などの必要書類も、すぐに管理会社に連絡して取り寄せてくださいました。
この事前準備の徹底が、内見時の好印象につながり、早期売却の大きな要因となりました。
2. 信頼できる不動産会社選びの重要性
Y様は、大手ではなく、地元でこだわりを持って取り組んでいる不動産会社を探してくださいました。
YouTubeやブログで情報発信している姿勢を評価していただき、「この人なら任せられる」と思っていただけたことが、スムーズな売却につながりました。
不動産会社選びは、単に「大手だから安心」ではなく、
- 担当者が最初から最後まで一貫してサポートしてくれるか
- 1件1件に時間とリソースを集中してくれるか
- 定期的に詳細な報告をしてくれるか
- 納得感のある説明をしてくれるか
といった点を重視することが大切です。
関連記事:【2025年最新】不動産売却査定の流れ|相場・準備・不動産会社選び・騙す手口まで完全ガイド
3. 柔軟な判断と迅速な決断
Y様は、市場の反応を見て、3週間経つ直前に価格調整を決断されました。
事務所でこれまでの市場の状況やネット状況をご説明したところ、すぐにご決断いただきました。
この柔軟な対応が、その後の内見増加につながり、結果的に29日という短期間での成約を実現しました。
「価格を下げたくない」という気持ちは誰でも持つものですが、市場の反応を見ながら、適切なタイミングで調整する勇気も必要です。
そのためには、PV数などの客観的なデータを共有してくれる不動産会社を選ぶことが重要です。
相続マンションの売却を考えている方へ
今回のY様のように、親御様が亡くなられて相続したマンションの売却を考えている方は多いと思います。
相続マンション売却の3つの悩み
- 片付けが大変
長年住んでいた家には、たくさんの思い出の品や荷物があります。
片付けに踏み切れず、何年も空き家のまま放置してしまうケースも少なくありません。
- 管理費・修繕積立金の負担
誰も住んでいなくても、毎月の管理費と修繕積立金の支払いは続きます。
年間30万円〜40万円以上の負担になることもあります。
- いつ売るべきか分からない
「もう少し様子を見た方が良いのでは?」
「今売って損しないだろうか?」
と悩んでいるうちに、時間だけが過ぎていきます。
売却のタイミング
Y様は、お父様が亡くなられてから3年という節目を迎えたことをきっかけに、売却を決意されました。
相続したマンションを売却するタイミングに「正解」はありませんが、以下のような場合は早めに売却を検討することをおすすめします。
- 管理費・修繕積立金の負担が重い
- 誰も住む予定がない
- 片付けの目処が立った
- 大規模修繕工事の予定がある
特に、大規模修繕工事のタイミングは避けた方が良いです。
工事中は建物全体に足場が組まれ、養生シートで覆われるため、外観が見えず、内見時の印象が悪くなります。
関連記事:【マンション売却】住みながら売る?空き家にしてから売る?ベストなタイミングと成功の秘訣
相続登記の義務化について
2024年4月から、相続登記が義務化されました。
相続で不動産を取得したことを知った日から3年以内に相続登記をしないと、10万円以下の過料(罰金)が科される可能性があります。
まだ相続登記をされていない方は、早めに手続きをすることをおすすめします。
関連記事:【相続登記義務化】10万円の罰金!?稲沢市の実家・空き家相談急増|自分でできる手続き方法も解説
稲沢あんしん不動産の伴走型サポート
今回のY様の事例でご紹介したように、私は「伴走型サポート」を大切にしています。
伴走型サポートとは
一般的な不動産会社:
- 多くの売却物件を同時に抱える
- その中の一部が売れたらという考え方
- 物件管理が複雑になる
- 成約の優先順位が分散されやすい
稲沢あんしん不動産:
- 物件数を厳選(月2〜3件程度)
- 1件1件に時間をかける
- リソースを集中させる
- 確実に成約に結びつける
一見すると非効率に思えるかもしれませんが、以下の理由で結果的に効率が良いと考えています。
- 事務処理などに追われることがない
- 本当に大切な依頼者のための売却活動に時間を使える
- お客様と二人三脚で進められる
- 高い満足度を実現できる
具体的なサポート内容
1. 詳細な市場レポートの共有
- 稲沢市内のマンション市場動向
- 競合物件の状況
- 新規公開・販売終了・値下げ情報
2. PV数(閲覧数)の定期報告
- 不動産ポータルサイトの閲覧数をグラフで共有
- 市場の反応を可視化
- 価格調整の判断材料を提供
3. 全内見への立ち会い
- 他社紹介の内見にも必ず立ち会い
- 物件の魅力を的確に伝える
- デメリットも正直に説明してトラブル防止
4. LINEでの迅速な報告
- 内見の予約が入ったらすぐに連絡
- 内見が終わったらその場で報告
- いつでも気軽に質問できる環境
28年の経験と専門資格
私は不動産業界で28年の経験があり、以下の資格を持っています。
- 宅地建物取引士
- マンション管理士
- 管理業務主任者
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
特にマンション管理士として、マンション管理組合のコンサルティングも行っているため、マンションの管理状態について、根拠を持って説明することができます。
お客様の声
Y様以外にも、多くのお客様から嬉しいお言葉をいただいています。
弊社のGoogleマップの口コミもぜひご覧ください。
まずは無料査定から
「うちのマンションはいくらで売れるんだろう?」
「今が売り時なのかな?」
「相続したマンションをどうしようか悩んでいる」
そんな疑問や悩みをお持ちの方は、まずは無料査定からお気軽にご相談ください。
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0587-33-5620
(受付時間:9:00〜18:00)
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その後、実際にお部屋を拝見させていただき、詳細な査定書を作成いたします。
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最後に:Y様、本当にありがとうございました
改めまして、Y様、この度はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました。
お父様の大切な思い出の詰まったマンションが、お父様の誕生日という特別な日に、新しい住まい手に引き継がれたこと。
これは偶然ではなく、Y様の誠実な対応と、お父様が見守ってくださったからこそだと思います。
初めてのお客様インタビューということで、私自身も緊張していましたが、Y様の率直なお言葉に何度も励まされました。
「安心して任せられる方だった」というお言葉は、私にとって何よりの宝物です。
これからも、一人でも多くのお客様に「稲沢あんしん不動産に頼んで良かった」と思っていただけるよう、真摯に取り組んでまいります。
マンションの売却を考えている方、相続で取得した不動産の処分に悩んでいる方。
一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
Y様のように、「この人なら任せられる」と思っていただけるよう、全力でサポートさせていただきます。
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