相続した空き家を売る流れ|売る前から税金まで13の不安を整理
稲沢で相続した実家が空き家になって、さて売ろうと思っても、何から手をつければいいのか分からない。私のところに来られる方は、ほとんどがそこから始まります。
不動産売却28年、査定は5,000件を超えましたが、初めての方が迷うところはだいたい同じなんですよ。
このページは、空き家を売ろうと悩み始めてから、売却が終わって税金の話が片付くまでの流れを、5つの章で整理したものです。各段階で多くの方がつまずく不安と、そこを私がどう手伝うかを並べました。気になるところから、詳しい記事へ進んでください。
空き家を売る流れ|全体像
大きく分けると、空き家の売却は5つの章で進みます。下の流れで、自分が今どこにいるかを確かめてみてください。
遠方にお住まいの方は、現地確認・解体業者との立ち会い・内見対応など、来られない部分を私のほうで代行できます。
第1章|売る前の整理

最初の壁は、売ると決めることそのものです。親御さんが施設に入ったり同居が始まったりして、実家が空いた。
でも長く過ごした家を手放すのは、頭で分かっていても気持ちが追いつかないものでしてね。先日のお客様も、半年迷ってから動かれました。それで普通だと思います。
ただ、空き家は持っているだけで固定資産税や管理の手間がかかります。放っておくほど傷んで、売りにくくなることもある。だから「いつか」ではなく、一度ちゃんと選択肢を並べてみるのをおすすめしています。
売る・貸す・残すの考え方は 空き家は売る?壊す?の判断、手放す決心の整理は 実家を手放す3つの判断基準 にまとめました。
名義が親御さんのままだと、そのままでは売れません。相続登記や名義変更が要ります(名義変更の流れ)。
親御さんがご高齢で判断が難しくなりそうな場合は、元気なうちにできる備えもあります(認知症で売れなくなる前の対策)。
第2章|売り方を決める

売ると決まったら、次は売り方です。早く確実に手放したいなら買取、時間をかけても高く売りたいなら仲介、と向きが違います。
どちらが得かは物件によりますので、まずは両方の数字を並べて見るのがいいですよ(仲介・買取・リースバックの比較)。
会社選びでは、査定の高さだけで決めないことをお伝えしています。高い数字を出して預かり、あとから下げる、という売り方も実際にあるからです(査定の流れと見るべき点)。
査定や媒介契約の種類は 媒介契約3種の違い をご覧ください。
遠方にお住まいで現地に来られない、という方もよくいらっしゃいます。岐阜や関東、九州の方の実家を、ほとんど現地に来ていただかずに売ったこともあります。来られないことは弱みではなく、よくあるケースなので心配いりません。
第3章|売り出しの準備(一番の山場)

空き家でいちばん悩むのが、ここです。古家を残したまま売るか、解体して更地で売るか。
解体すれば買い手は見つけやすくなりますが、費用がかかり、もし売れ残ったら更地のまま税金だけ増える、という怖さもあります。だから私は、解体ありきでは進めません。先に売り方と価格の見通しを立ててから判断します(古家付き土地の売り方3つ)。
解体費は、実は業者によってびっくりするほど差が出ます。4社で見積もりを取ったら、高いところと安いところで倍近く違った、ということも珍しくありません(解体4社で費用が倍近く違った話)。
県外の方には、解体業者のインタビュー動画を撮ってお送りしたこともあります(解体3社の立会を代行した理由)。市の補助金が使える場合もあるので、解体前に確認します(稲沢市の空き家解体補助金)。
家財が残ったままでも大丈夫です。片付けの順番を間違えると費用が大きく変わるので、先にご相談いただいたほうが結果的に安くつくこともあります(片付けの順番で135万円変わった話)。
境界が不明な土地は確定測量が要る場合があり、解体前にアスベストや埋蔵文化財の確認が必要なこともあります。聞き慣れない言葉ばかりだと思いますが、該当しても段取りはこちらで進めますので、身構えなくて大丈夫ですよ。
第4章|販売から契約まで

売り出すと、内見の対応が始まります。空き家は生活感がないぶん、掃除や風通しで印象が変わります(内見で印象を上げる7つの点)。遠方の方の立ち会いは私が代わりに行いますので、毎回来ていただく必要はありません。
買い手がつくと、値段の交渉が入ることがあります。ここで弱気になって下げてしまう方が多いのですが、下げるべき時と、待つべき時があります。
以前、内心は少し下げてもいいかなと思っておられたお客様の物件を、私の判断で値段を守って、結果そのまま満額で決まったこともありました。焦って下げる前に、一度ご相談ください。
契約では、古い家ほど「あとから責任を問われないか」が気になります。これは付帯設備表や契約の作り方でしっかり手当てできます(契約不適合責任を避ける備え、売却の専門用語10選)。
第5章|売ったあとの税金

売却が終わると、最後に税金の話が来ます。相続した空き家を売った場合、条件を満たせば3,000万円の特別控除が使えることがあります(相続空き家の3,000万円控除の条件、実家じまいと控除の進め方)。
ただ、これは要件が細かく、当てはまらないケースもあります。最終的な判断は税理士に確認しますので、私からつなぎます。
古い家だと、買ったときの契約書が見つからないことがよくあります。その場合でも、概算で取得費を見る方法があり、税額の見通しは立てられます。心配なら早めに整理しておくと安心です。
空き家を放っておくと固定資産税が上がる仕組みもあるので、売却後の話と合わせて知っておくといいですよ(空き家放置で固定資産税が上がる仕組み)。
税理士・司法書士・解体業者、それぞれに誰へ何を頼むか。この順番が分かりにくいという声をよくいただきます(相続は誰に相談するかで結果が変わる)。窓口は私が一本化しますので、迷ったらまず私にお話しください。
遠方にお住まいの方へ

稲沢を離れて暮らしていて、実家まで気軽に来られない。そういう方こそ、一度ご相談ください。
現状の確認、解体の立ち会い、内見の対応、契約や決済の段取りまで、来ていただかなくても進められる部分が多いんです。電話とメール、それに動画でのご報告を中心に、現地は私が回ります。これまでも関東・関西・九州の方のご実家を、そうやって売ってきました。
まず、今の状況を聞かせてください
ここまで読んで、自分はまだ入口だな、と思われたかもしれません。それで十分です。
売ると決まっていなくても、何から考えればいいか整理したいから、という入口でも大歓迎です。来ていただいてもいいですし、まず電話で状況を聞かせてもらうのでも構いません。無理に売却へ進めることはしません。
よくあるご質問
Q. まだ売ると決めていませんが、相談できますか。
はい。売る・貸す・残すを整理するところから一緒に考えます。売却ありきでは進めません。
Q. 解体して更地にして、もし売れ残ったらと不安です。
その心配があるので、解体ありきでは動きません。先に売り方と価格の見通しを立ててから、解体するかどうかを判断します。
Q. 遠方に住んでいて現地に行けません。
大丈夫です。現地確認や立ち会いは私が代行します。来ていただく回数を最小限にして進めた例が多くあります。
Q. 買ったときの契約書が見つからず、税金が高くならないか心配です。
契約書がなくても、概算で取得費を見て税額の見通しを立てる方法があります。最終的な判断は税理士に確認します。

