津島神社 完全ガイド|ご利益・御朱印・駐車場・年間行事(全国天王社の総本社)

津島市の中心にある津島神社は、全国に約3,000社ある「天王社」の総本社です。
7月の尾張津島天王祭や4月の藤まつりの舞台としても知られていますが、実は神社そのものにも、長い歴史と見どころがたくさんあります。
今回は、津島神社の由緒やご利益、年間行事、御朱印、駐車場やアクセスまで、公式情報をもとにまとめてご紹介します。
津島神社とは
津島神社は、愛知県津島市神明町にある神社で、「全国天王総本社」として知られています。
「天王社」というのは、疫病(えきびょう)や災いを除ける神様として、京都の八坂神社と津島神社の2つを中心に広まった信仰です。
その総本社にあたるのが津島神社で、御分霊(ごぶんれい・神様のみたまを分けてお祀りすること)を受けた神社が、全国に約3,000社あるといわれています。
古くは「津島牛頭天王社(つしまごずてんのうしゃ)」とも呼ばれ、織田信長をはじめとする戦国武将たちからも篤(あつ)く崇敬されてきました。
由緒・歴史
社伝によれば、津島神社の鎮座(ちんざ・神様がその地に祀られること)は欽明天皇元年(西暦540年)にさかのぼるとされています。
平安時代には「正一位」という高い神階(しんかい・神様の格式)を授けられ、「日本総社」の号も奉(たてまつ)られました。
これはあくまで社伝(神社に伝わる由緒)ですが、実際に残っている一番古い記録としては、承安5年(1175年)の古い経典の巻末に「津島社」という記載が見つかっているそうです。
戦国時代には、この地を治めた織田氏が氏神(うじがみ)として尊崇し、豊臣秀吉が現在の楼門(ろうもん)を、豊臣秀頼が南門を、それぞれ寄進しています。
江戸時代に入ると、清須城主だった松平忠吉(徳川家康の四男)の妻・政子の方が、現在の本殿を寄進しました。
このうち本殿と楼門は、国の重要文化財に指定されています。
- 本殿:慶長10年(1605年)、松平忠吉の妻・政子の方が寄進。国の重要文化財(1920年指定)
- 楼門:天正19年(1591年)、豊臣秀吉が寄進。国の重要文化財(1958年指定)
- 南門:慶長3年(1598年)、豊臣秀頼が寄進。愛知県の文化財
朱塗りの柱と檜皮葺(ひわだぶき)の屋根が美しい楼門は、写真を撮る参拝者も多いスポットです。
御祭神とご利益
津島神社の御祭神(ごさいじん・お祀りされている神様)は、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)です。
相殿(あいどの・一緒にお祀りされていること)には、その御子神(みこがみ)とされる大穴牟遅命(おおなむちのみこと・大国主命)も祀られています。
津島神社は、疫病除け・厄難災除(やくなんさいよけ)のご利益で知られる神社です。
「人の身に起こる災いや疫病を除ける守り神」であると同時に、「授福(じゅふく)の大神」として、福を授ける神様とも伝えられています。
境内の見どころ
境内には、本殿・楼門をはじめ、歴史を感じられる建物や社が数多くあります。

- 楼門:朱塗りの柱が美しい、境内正面の大きな門(国の重要文化財)
- 本殿:松平忠吉の妻が寄進した、津島神社の中心となる社殿(国の重要文化財)
- 南門:豊臣秀頼が寄進した門(愛知県文化財)
- 弥五郎殿社・居森社・照魂社など:境内に点在する摂社・末社
- 神池:境内東側の池。厳島社が祀られている
境内は木々に囲まれていて、参道を歩くだけでも落ち着いた雰囲気を感じられます。
社務所や授与所、手水舎(ちょうずしゃ・お参り前に手や口を清める場所)の位置は、公式サイトの境内図で確認できます。
なお、津島神社では神前挙式(しんぜんきょしき)も執り行われています。歴史ある社殿での結婚式を考えている方は、公式サイトで案内を確認してみてください。
年間行事
津島神社では、年間を通じて100余りの祭典・神事が行われています。
このうち、時期がはっきり分かっている主な行事を紹介します。

- 節分豆撒式(せつぶんまめまきしき):2月
- お田植祭:5月下旬。本殿での祭典のあと、巫女(みこ)が神田(しんでん)にお田植えをします
- 例祭:6月15日
- 夏越の大祓(なごしのおおはらえ):6月30日。半年分の罪やけがれを祓う神事です
- 尾張津島天王祭:7月第4土曜日・日曜日。宵祭(よいまつり)と朝祭(あさまつり)からなる、津島神社最大の祭りです
- 大祓:12月
- 初詣:1月
なかでも尾張津島天王祭は、車楽舟(だんじりぶね)の行事が国の重要無形民俗文化財にも指定されている、津島神社を代表するお祭りです。
宵祭・朝祭の具体的な日程や、駐車場・交通規制の最新情報は、尾張津島天王祭ガイドの記事で詳しくまとめています。
また、天王川公園では毎年4月に藤まつりも開催されていて、こちらも津島市を代表する春の風物詩です。
詳しくは尾張津島藤まつりの記事をご覧ください。
このほか10月には、津島市で「尾張津島秋まつり」も開かれます。山車が繰り出す賑やかなお祭りです。
御朱印・お守り
授与所(お守りや御朱印を受け付ける場所)の受付時間は、午前9時から午後4時30分までです。
御神札(おふだ)は、大箱・中大麻(ちゅうたいま)・小箱・小札のほか、悪疫退散門札や蘇民将来札(そみんしょうらいふだ)など、津島神社らしいお札もあります。
「蘇民将来」というのは、津島神社や八坂神社の信仰でよく知られる故事(こじ)で、「蘇民将来の子孫です」という護符(ごふ)を持つことで疫病から守られる、という言い伝えです。

お守りの種類も豊富で、錦守(にしきまもり)・八方除守(はっぽうよけまもり)・交通安全守・縁結守・安産守・学業守・十二支守・開運鈴守など、目的に合わせて選べます。
絵馬も、諸願成就・良縁祈願・合格・子授かりなど、願いごとに合わせた種類が用意されています。
御朱印そのものの初穂料(はつほりょう・お守りなどをいただく際に納めるお金)は、公式サイトでは確認できませんでした。
社頭の授与所で、直接確認することをおすすめします。
アクセス・駐車場
津島神社の所在地は、愛知県津島市神明町1番地です。
- 電車:名鉄津島線・尾西線「津島駅」から徒歩約15分(約1km)
- 電話:0567-26-3216
駐車場は、津島市観光協会の案内によると、東駐車場(約40台)と南駐車場(約60台・バス駐車可)があります。
料金についての案内はありませんが、お正月や天王祭などの大きな祭礼期間中は、駐車場が使えない場合があります。
そうした混雑時は、天王川公園など周辺の臨時駐車場や公共交通機関の利用が案内されることがあるので、事前に神社や津島市観光協会に確認しておくと安心です。
拝観そのものはいつでも自由にできますが、御祈祷(ごきとう)の受付時間は、平日が午前9時〜正午・午後1時〜4時、土日祝日が午前9時〜午後4時となっています。
初めて参拝する方へ|稲沢方面からの行き方
稲沢方面から電車で行く場合
名鉄「国府宮」駅から名古屋方面に乗り、「須ヶ口」駅で津島線に乗り換えると、津島駅に着きます。津島駅から神社までは、徒歩約15分です。
初めてのおすすめ順路
- 楼門をくぐったら、まず手水舎で手を清めてから拝殿へ向かう
- 本殿・楼門など国の重要文化財をひと通り見て回る(この記事の「境内の見どころ」の章を参照)
- 御朱印・お守りは授与所で(受付時間は午前9時〜午後4時30分)
- お正月や天王祭などの祭礼期間中は駐車場が使えないことがあるため、その時期は電車での参拝が安心です
よくある質問
- 津島神社の御祭神は誰ですか?
-
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)です。相殿には、御子神とされる大穴牟遅命(大国主命)も祀られています。
- 津島神社はなぜ「全国天王総本社」と呼ばれるのですか?
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京都の八坂神社と並ぶ天王信仰の中心地で、御分霊を受けた神社が全国に約3,000社あるとされているためです。古くは「津島牛頭天王社」とも呼ばれていました。
- 津島神社に駐車場はありますか?
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津島市観光協会の案内では、東駐車場(約40台)と南駐車場(約60台・バス可)があります。お正月や天王祭などの祭礼期間中は使えない場合があるため、事前確認をおすすめします。
- 御朱印はいただけますか?
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授与所は午前9時から午後4時30分まで開いています。御朱印の初穂料など詳細は、社頭で直接ご確認ください。
- 尾張津島天王祭とはどんなお祭りですか?
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7月第4土曜日・日曜日に行われる、津島神社最大のお祭りです。宵祭と朝祭からなり、車楽舟の行事は国の重要無形民俗文化財に指定されています。詳しい日程は尾張津島天王祭ガイドでご確認ください。
まとめ
津島神社は、全国約3,000社の天王社の総本社として、長い歴史を持つ神社です。
本殿・楼門といった重要文化財や、季節ごとの祭事、蘇民将来にまつわるお守りなど、知れば知るほど奥行きを感じられる場所です。
一宮市の真清田神社(尾張國一之宮)についても、真清田神社完全ガイドでまとめていますので、あわせてご覧ください。
津島市は、稲沢市のお隣のまちです。
参拝の前後には、津島駅と神社の間にある「津島市観光交流センター(まつりの館 津島屋)」に寄るのもおすすめです。昭和初期の銀行建築を生かした建物で、天王祭の実物大の提灯展示を入館無料で見られます。
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